青龍月２ (ページ8)

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___END ページ8

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「あ！りゅう！」

「あきと、行くで」

「どーしたん」

ぽかんとする照史に
緊急事態やでって喝を入れる流星

「二丁目の倉庫そうすけが拉致られた」

どうやら青龍月のメンバーがどっかの組に拉致られたようだ

「そうすけが？やばいよ早く行かなきゃじゃん！」

状況の重大さが伝わった照史の目つきは
一瞬でガラリと変わった

相手何人やねん

わからへん

どうする、50集めるか

とりあえずおれと照史が居れば何とかなるやろ

久しぶりのそんな会話に不安で脈が速くなる

「Aちゃんは危ないからここで待っとってな」

そんなわたしに気がついたのか
照史はすかさずフォローを入れてくれる

「謙太郎はここに残すから何かあったら謙太郎に言うんやで」

「大丈夫だよ、だけどお願い元気で帰って来てね」

「任せとき」

そういうと彼らは黒の特攻服を身にまとった

「A」

「なに？」

「晩飯何食いたい？」

「お、肉………かな」

「じゃあ帰ってきたらみんなで焼肉いくで」

昔の私ならお前こんな時に何言ってんだよって怒ってたかもしれない。でもこれはそんな無責任な話じゃないと思うの。流星も照史もそうすけも無事に帰ってくると言う意味が込められているんだと今なら分かる

「待っとってな」

そういつものように右の口角をあげた

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今日も彼はどこかで誰かのために争いをし
またどこかでブルーウルフと恐れられるんだろう

「おれが負けるわけないやろ」

そう意地悪そうに微笑んで出て行った流星の左腕には_____

”我命続限A愛続”

そう、確かに書かれていた

”fin”