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「てかちょっと待って。
話整理するけど阿部ちゃん告ったんだ？」
確かに。
そういうことになるよな。
「うーん、しようとは思った。」
「してないの？」
なのに振られた？
訳が分からん。
「言おうとしたら運命なんかじゃないって怒られた。」
「はあ？」
「なんじゃそりゃ。」
「前世で思い合ってたってことを知れて俺は多分浮かれ過ぎてたのかも。
佐久間がさ、なんだかんだ言っても前世で祝福なんかされなかったじゃんって。
寧ろ俺と佐久間は離れることを望まれてるような立場だった、お互いに。
それで今でしょ。
佐久間曰くやっぱり前世と同じで俺はめめといることを望まれてるんだ、って。
だからこんな俺と佐久間のどこに運命があるんだって言われた。」
その言葉にふっかが「あー…」とだけ言った。
返しに困ってる。
俺もそれは同じで、なんなら一音も出せてない。
「そこで気付いたんだよね。
運命の相手だから佐久間も振り向いてくれるんじゃないかってお伽噺みたいに勝手に期待しちゃってたこと。
前世を思い出したのもそういうことなのかもとかそんなのも、全部俺のでっち上げた妄想だったこと。
佐久間からしたらそんなの押し付けられてもって感じだよね。
だからそこで…、うん、俺普通に振られてんだなーって察しました。」
阿部ちゃんはアハハと作った苦笑いを零した。
そうやってこの恋を閉じようとしてるのか。
佐久間、お前それで満足か？
それでめめとか、なんか相応しそうな女の子とか、そういうのと恋してあたかも幸せそうにした阿部ちゃんが見たいか？
本気かよそれ。
「なんで前世なんか思い出したんだろうね。」
その呟きと、グラスの中の氷がカラリと鳴る音だけが小洒落た個室に虚しく響いた。
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s.(プロフ) - 完結おめでとうございます！！連載始まって飛びついてからずっと楽しみに読ませていただいてました！！！やっぱりハピエン大好きだしくっつくってわかっててもどうくっつくのか、シナリオもいつも大好きです！またお会いできる日まで過去作読み返します💚 (4月20日 9時) (
レス) @page47 id: 4b9d953367 (このIDを非表示/違反報告)
れんりー(プロフ) - お疲れ様でした。abちゃんの思いが長い年月を経てやっと受け入れられ良かった！原作を知ってる側としては今回初めて、葉子さんの『ネタばれしている中で書いている』状態の気持ちをほんの少し味わえました。また次回も素敵なお話を楽しみにしています。 (4月20日 0時) (レス) @page47 id: 05bb2b7288 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ@緑の沼が深い(プロフ) - 完結お疲れ様でした。mmabとskabの一度で二度美味しいお話で、素敵でした。しかし、おむすびと結び目は全く気付きませんでした。座布団3枚です。一旦お話終わってしまったのは寂しいですが、次回作も楽しみにしています。 (4月19日 14時) (レス) @page47 id: f959f70523 (このIDを非表示/違反報告)
谷森山(プロフ) - 葉子様のお話は本当にいつも胸がギュッとなる切なさと、思わずニヤニヤしてしまうような幸せが待っているので感情が忙しないです🥺笑 次回作も楽しみにしております！花粉や黄砂の時期になってまいりましたので、ご自愛ください😊長々と失礼いたしました。 (4月19日 10時) (レス) id: 0b5df8b91d (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - 葉子さん完結おめでとうございます！今回も素敵なお話を本当にありがとうございました！！さくあべが幸せになれて本当に良かったです♪やっぱり唯一無二の関係性だなと思いました！(*´꒳`*)葉子さんお身体ご自愛くださいませ！これからも応援しています！ (4月19日 10時) (レス) id: 2eebc92c52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2024年3月21日 22時
