第24話 ページ24
一瞬何を言ってるのかわからなくて、ぽかんとしてしまった。
｢可愛いよ？｣
にこり、と笑う堕天使。
な、
何を言ってるの！！！！
｢だから普通ですってば！！｣
｢あ、赤くなった｣
｢セクハラです！！顔は絶対出しません！！！｣
｢人気出るかどうか俺らが判断してあげるから一回外してみ！！一回だけ！！！｣
｢うるせぇクソサングラス！！｣
｢なんか俺だけ当たりキツくない？｣
くそ、マスクしてても顔が赤くなるのは隠せないのか！なんて無能な装備なんだ！
困った。きっくんさんは相当女の子慣れしている。
でなければあんな恥ずかしいセリフは絶対出てこない。ほら見ろ、えおえおさんとか引いてるじゃん！
｢そんな頑なに隠さなくてよくなーい？｣
｢あろまさん人のこと言えませんよ。お面ベチャベチャにしといてなに言ってるんですか｣
｢だって反応が面白いから｣
｢そんな理由であんな尊い犠牲を！？｣
無残にもゴミ箱に捨てられたお面を指させば、あろまさんはゲラゲラと笑っている。
え、もしかしてこの人たち、顔隠してることに大した理由ないんじゃないの？！
｢見せてくれたら、見せてあげるよ｣
相変わらずふっくらとした唇だけで、妖艶に笑ってみせるあろまさんにたじろいだ。
なんで無駄に上から目線なんだ。
なんだ、このくだらない駆け引きは。
｢じゃあ俺もそうしよ｣
流れに身を任せるように、えおえおさんも呟く。
ちょっと待って、なんなのこの人たち馬鹿なの？
｢俺もAちゃんが見せてくれたらサングラス外すぜ！！！｣
｢いやもうFBさんはほぼ全部見えてるので大丈夫です。透けてるし｣
｢え！！まじ！？｣
今更両手で目を隠すFBさん。遅い遅すぎる‥‥。
さてはこの人アホだな。いやわかってたけど。
決めた。
この人達に関しては、絶対にわたしからは顔出ししない。
｢どっちが先に折れるかなぁー？｣
きっくんさんが、まるでわたしの心情を汲み取ったかのように、無駄に楽しそうにそう言った。
くそ、このセクハラおやじどもめ。
｢ま、これからはそこそこ生放送で会うことも増えるだろうし、せいぜい頑張ってよ｣
｢え！？増える！？｣
｢Aちゃん知らないの？結構話題になってるよ、ハジメちゃん｣
｢な、え！？｣
｢まぁひとえに俺らの恩恵だな！！｣
｢うざ！！なんですか！どういう事ですか！｣
がははと笑うFBさん。
｢その勢いに乗って、行けるとこまで行っちゃって！！｣
ど、どういうことなの！！！
→
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こばやし(プロフ) - うるみさん» コメントありがとうございます！書いてる本人もちょっと笑ってました！これからも頑張ります！ありがとうございます！ (2017年5月15日 23時) (
レス) id: 110986f160 (このIDを非表示/違反報告)
うるみ(プロフ) - どうしてくれるんですか！腹筋崩壊したじゃないですか！あなたは神ですかｺﾉﾔﾛｰ!面白すぎ！ (2017年5月14日 16時) (レス) id: 3e99147b7d (このIDを非表示/違反報告)
こばやし(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！1番だなんて！！なんと嬉しいことでしょうか……！大変励みになります！このままもりもり書き進めてゆきます！頑張りますっ！ (2017年4月29日 4時) (レス) id: 110986f160 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 新作楽しみにしていました！このジャンルではこばやし様の作品が1番好きです！更新楽しみにしています！ (2017年4月29日 3時) (レス) id: 77fd8cb64d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こばやし
| 作成日時：2017年4月29日 1時
