第22話(E side) ページ22
｢走れ！！｣
後方を確認しながら、セーフルームの扉まで駆け抜ける。
しかし、ゾンビの群れの奥から、一際大きな唸り声が聞こえてきて思わず足を止めた。
｢まずい！！タンクだ！！！｣
隣のFBも同じように立ち止まった。
間違いない。あれはヤバイやつだ。
｢関係ねぇ！行くぞ！！｣
｢だめだ追いつかれる！！｣
｢捕まったら終わりだぞ！！｣
構わず走るあろま。
しかし。
｢隊長！！！｣
Aまで立ち止まってしまった。
くそ、どうする。
｢やばい！！なんか投げてくる！！！｣
まずは飛び込んでくるゾンビを殴り倒すと、FBの言う通り、タンクは近くにあった大きな瓦礫を持ち上げ始めた。
まずい！！！この狭い廊下であれを投げ込まれたら、
｢(‥‥全滅っ！！！)｣
一瞬にして、最悪のパターンが頭をよぎった。
｢このやろーーーーー！！！｣
目の前に迫る瓦礫を呆然と眺めていると。
後ろから、小さな背中が、飛び出してきた。
｢A！！！！｣
それがAだと気付いたのは、あろまの叫び声が聞こえてから。
すれ違いざまに強い力で後ろに突き飛ばされ、俺とFBは、倒れ込みながら、その光景を見ていた。
瓦礫に押しつぶされ、そのまま床に沈むAに、群がるゾンビ達を。
｢、‥‥A、｣
｢Aちゃん！！！！！！！｣
｢てめーら何してんだよ！！！クソ野郎！！！！！｣
唖然とする俺の目の前に、今度はあろまが飛び出してくる。
群がるゾンビに向かって日本刀で立ち向かうあろまの後ろ姿を見ながら、
｢‥‥‥‥A、｣
視界の端に映るAのゲージが瞬く間に削られ、
｢Aーーーーーーーー！！！！｣
その名前に、バツ印が付くのを、見た。
→
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豆しば(プロフ) - こんにちは。 今回のl4d2のお話もすごく面白かったです！ chapter１ということで続きがどうなるのかと想像してしまいます...！！ 楽しく読ませていただき、ありがとうございました。ツイッタの方もフォローさせて頂いてます、応援しております！ (2018年1月29日 14時) (
レス) id: 69e60a1d87 (このIDを非表示/違反報告)
こばやし(プロフ) - FB厨さん» お世話様です！！いつも最後まで見守って頂き感謝です！！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張りますっ！！ (2017年6月12日 22時) (レス) id: 110986f160 (このIDを非表示/違反報告)
こばやし(プロフ) - まるたろさん» コメントありがとうございます！！大変嬉しいお言葉でございます……！これからも自己満足で好き勝手書き殴っていた方がいいのかもしれないと思い始めました笑 こらからも頑張ります！ありがとうございます！！ (2017年6月12日 22時) (レス) id: 110986f160 (このIDを非表示/違反報告)
こばやし(プロフ) - もさん» コメントありがとうございます！結構自己満足覚悟で書いていたので、そう言って頂けて嬉しいですっ！これからも頑張りますっ！！ (2017年6月12日 22時) (レス) id: 110986f160 (このIDを非表示/違反報告)
FB厨 - 完結お疲れ様です！次回作も楽しみにしています(。・ω・。) (2017年6月12日 7時) (レス) id: 94e1868e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こばやし
| 作成日時：2017年6月7日 20時
