◎しおりちゃんと ページ4
｢はじまっちゃう…｣
久保｢泣いたら怪しまれるからね笑｣
｢分かってるぅ…｣
久保｢でも史緒里もやばそう…設定温度とか｣
｢だよねぇ、設定温度と僕だけの光はまずい｣
久保｢やまとかりりとかリハから泣いてたし笑｣
｢じゃあウチらが泣いても大丈夫じゃん笑｣
久保｢それは確かに｣
3期生ライブ、開演前。
裏でスタンバイするのは史緒里と一緒。
というか、最近グループの活動の時は
史緒里と一緒にいることがほとんどかも。
同期では唯一、
卒業を決めていることを知ってるのが大きいのかな。
昔より二人でいることも増えた気がする。
家にもよくいるし、
グループでの活動の時も一緒。
やっぱりしおりちゃんは落ち着く。
久保｢昨日のAのブログで泣いたんだよねぇそういえば｣
｢え！Aも！！史緒里ので泣きそうになった笑｣
久保｢ほんとやばかった、泣かせに来てるあれは｣
｢しーちゃんが言えることではありません！笑｣
久保｢そっくりそのまま返します笑｣
｢はぁ〜つらい、永遠ならいいのにね｣
久保｢ん、だね…｣
｢まあでもさ、楽しもうね
1番楽しかったライブにしよう！｣
久保｢うん、そりゃもちろんよ！｣
｢あ〜でもなぁーやっぱり緊張するなあ〜｣
久保｢どれ？｣
｢衣装ブロック｣
久保｢あぁ〜ね、奈々未さんの衣装ね｣
｢ぅん…いくら妹でも着ていいのかって話だし｣
久保｢でも話したんでしょ？｣
｢奈々未はそりゃいいよって言うだろうけど
奈々未のファンの人はよく思わないかもじゃん｣
久保｢それはエゴサしなきゃいいでしょ！！笑｣
｢…わかった笑｣
私が納得するとそれでよしって
頬を引っ張ってくる史緒里。
久保｢顔がくらいですよ〜笑って！｣
｢しーちゃん痛いからぁあ｣
しおり、いつも元気づけてくれてありがとう。
卒業のこと教えちゃって、
誰にも言えなくて苦しいはずなのに
いつも助けてくれてありがとう。
ずっとずっと隣にいてね。
そんなやり取りがカメラに収められていた事なんて、
この時の私達には知る由もない。
.
.
良かったらお星様マーク1番右押していただけると！！
モチベーションになります^ - ^
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニノン | 作成日時：2021年9月29日 12時
