○カウントダウンのはじめの一歩 ページ14
ライブの余韻もつかの間。
私はとある方たちの元へ向かっていた。
「すいません…忙しい時に」
今野「Aがわざわざ呼ぶなんて珍しいからぁ笑」
マネ「なんか怖いわぁ笑」
「まあ…こうやって呼ぶってことは…
お察しの通りかと思うんですけど
卒業、したいと…思ってます。」
今野「…そっか、理由は?」
「もう、乃木坂でやりたいことってのは
果たせたかな…って。
もちろん、東京ドームに立つっていうのはあるんですけど
自分の卒業コンサートでやらせて貰えたらって思ってて。
あとは自分が次にやりたいことも決まってて、
そのためにやりたいこともあるから…」
今野「留学か?」
「え、なんで知ってるんですか…笑」
今野「支援課の方と連絡とってるからな?笑」
「あ〜そっか…
そうです、来年の9月を目処に卒業させてもらって10月からアメリカに行きます。」
今野「そこまで決意が固まってると止めようも無いな笑」
「ですよね笑」
今野「止められると思った?」
「絶対だめ!かと思ってました〜」
今野「白石とかになんか言われただろ笑」
「今野ストップかかったらすぐ呼んでって御三家から言われました笑」
今野「…強力すぎるバック笑」
「すいません笑」
今野「日程も大体決まってるし、色々落ち着いたら動き出そうね。
Aの卒コンはもう一応どうやるか秋元先生と話しててさちょっと聞いてもらいたいんだけど」
「めっちゃ話してるじゃないですか笑
聞かせてください!笑」
もっと反対されると思ってた。
考えていることも知られてるなんて思ってなかった。
やっぱり、今野さんはすごい。
卒業へむけてのいっぽ。
自分のためにもグループのためにも、
この決断が正解だったと思えるように。
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作者名:ニノン | 作成日時:2021年9月29日 12時