◎一緒に走ってくれた親友 ページ49
無事に9年目のライブを終えることが出来た。
終演後、
気づいたら隣にいたのは戦友のあの子だった。
そして彼女に伝えたくなった。
「美月…ありがとね」
山下「それはこっちのセリフ、
沢山引っ張ってくれてありがとう。」
「んーん、美月がたくさん頑張ってるのすっごい刺激になってたから本当にありがとう。
一緒にセンターできたのが美月でよかったっ。」
山下「A…」
「あぁ…泣いちゃった笑
美月おいで！！」
ありがとうって伝えると口を震わせながら泣いてしまった美月ちゃん。
手を広げて近づくと華奢な腕で懐に入ってきてくれた。
「このタイミングで美月とセンター出来て本当によかったよ。
やっぱりさ、色々しんどいことも沢山あった…
私が前に立っていいのかなって何回も思った。
美月の単独でも良かったんじゃないかなって、思った時もあったよ。
でも、美月が色んな方面で頑張ってる姿見て負けてられないなって思った。
この期間、私の原動力は紛れもなく…美月だった。
1人じゃ絶対乗り越えられなかった。
だから、ありがとう。
一緒にセンターに立ってくれて。」
美月「もぉ…そうやっていつも泣かせる…」
「ふふ、ごめんごめん笑」
美月「…正直ね、AとWセンターって発表された時、私要らなくない？って思ってた。
Aだけで成り立つし、私がセンターになる意味が分からなかった。
だけど、センターに立ってみて、今までAが背負ってたものを少しだけだけど、感じられた…。
その時にね、思ったよ。
Aだけで成り立つセンターに、私を一緒に立たせたのはAが背負ってるものを感じて、一緒に背負うってことを自覚させるためだったんだって。
今までは後ろから支えるだけだったけど、
一緒に横で走れってそう言われてるんだって。
だから、これからはAの横、走らせて欲しい。
背負ってるもの一緒に背負わせて欲しい。
Aが守りたいもの、一緒に守らせて。」
泣いていたはずの彼女。
彼女の口から紡ぎ出された言葉は晴天だった。
雲ひとつない、真っ青な空。
一緒に走ることを覚えた。
一緒に背負うことを覚えた。
守りたいものを親友が、戦友が一緒に守りたいと言ってくれた。
ここからがまた新たな出発点。
10年目、5年目。
自覚を持って。
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からあげ - リクエストです！まいやんの事が大好きすぎて、抱きついたり甘える話が見たいです！ (2021年3月19日 23時) (
レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 体調崩して久しぶりにななみんにめっちゃ甘える話書いて欲しいです！ (2021年3月13日 15時) (レス) id: 2d66a4a94f (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - リクエスト失礼します！！東大王の光さんがもう少しで卒業ということで、光さんとの絡みを見てみたいです…！お時間があればでよろしいですので、お願いいたします。 (2021年3月6日 23時) (レス) id: e9dc4e7a44 (このIDを非表示/違反報告)
nogizaka0810(プロフ) - リクエストです！夢主が男装している回も見てみたいです (2021年3月4日 17時) (レス) id: 707130580e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 坂道テレビでまいやんの卒業の話のインタビューの後、寂しくて泣いちゃったところを飛鳥ちゃんが支える話が見たいです (2021年2月27日 18時) (レス) id: 12a7b4edc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニノン | 作成日時：2021年2月7日 13時
