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麻衣ちゃんとご飯 ページ23

Aside



白石『A〜行ける?』


「行けますっ!!」





麻衣ちゃんと一緒に楽屋を出て
マネージャーさんの車に乗り込む。








「明日のお仕事なんだっけ〜」

私は運転しているマネージャーさんに聞く。




マネ「乃木神社にお参りだよ(笑)」



「あ〜!」

白石『ふふ…笑』


マネ「よし、着いた!帰る時呼んでね!」


白石『うん!ありがと!』

「ありがと〜」


マネ『麻衣ちゃん頑張ってね?(笑)』

白石『はぁい…笑』








白石side


『かんぱ〜い!』

「かんぱーいっ!」



『2日連続のAっ(笑)』


「2日連続も麻衣ちゃんとご飯なんて嬉しいですっ」





『ねぇ、Aはさ、ななみんが卒業した時
どう思った?』

私は言うなら早い方がいい!と
早めに話を切り出した。



「奈々未が卒業した時…?」

『うん…笑』

「う〜ん」
「やっと、大好きな乃木坂で大好きな奈々未の
背中を追いかけられると思った矢先だったから
正直、なんで今なのって思いました」
「もう少し待ってくれてもよかったのにって」


『そっかぁ…』


「でも、そう思ったのはその時だけで
次の日には奈々未には奈々未の幸せがあるし
私達のためにずっと頑張ってくれたから
引退して幸せになって欲しいなって思ってます」


『やっぱAは大人だねっ…笑』

「そんなことないですよ?笑」
「先輩方がどんどん居なくなっちゃうのすごく
寂しくて、でも先輩方の前で泣いたら
ダメだって思っていつも梅に泣きついてますもん」


『泣いたっていいのに…笑』


「へへ…笑」
「今年は誰も居なくならないで欲しいなぁ」


『A…』


「麻衣ちゃん、何で泣いてるんですか!!」




気がついたら泣いていた私。

自分でも何の涙なのか分からない。

でも、伝えなきゃ。




『A、あのね』

「やだっ…」



Aの大きな瞳からボロボロと溢れる涙。



『ごめんっ…』

「言ってください…」


『私ね、卒業する』

「ぐっ……泣」


『明日皆には伝えるんだけどその前に
言っておきたくて…』

「麻衣ちゃんん寂しいです…」


『ごめんね…』


ボロボロと泣くAの涙を
ティッシュで拭きながら謝る。




「今日だけは悲しませてください…
明日からはちゃんとするから…っ」


『ずっと悲しんでていいのに…笑』


「私がずっと悲しんでたら
麻衣ちゃんも悲しくなるから…」



.


.


.



.

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作者名:ニノン | 作成日時:2020年1月2日 17時

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