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＿
彰吾 side
私、死んじゃうんだ。
確かに、ハッキリそういった。
彰「……え」
私ね、っ、死んじゃうんだっ、
そう笑いながら言う彼女の目からは涙が零れ落ちていて
彰「なん、でっ、」
なんで言ってくれなかったんだ、と思ったと同時に
相変わらずだな、とも思った
自分で全部我慢して、溜め込んで、誰にも言わないで自己解決させようとするところ。
『心臓病だって、、半年持つかどうかって言われた』
あと、、半年。
彰「いつから、」
『2ヶ月くらい前、かな？』
彰「真知さんは知っとるんか？」
『、、言ってない』
彰「じゃあお前、、2ヶ月もずっと誰にも言わないで隠しとったん？」
病気って分かってから、誰にも言わずにずっと、。
少しくらい悲劇のヒロインぶってもいいんじゃないの？
『、、うん』
彰「阿呆か」
『え？』
彰「お前ってほんとそう言うところあるよな、全部自分が我慢すれば何とかなるって思ってるじゃろ」
彰「そんな全部自分で抱え込もうとしなくてええ、いつでも周りの人を頼ったらええ、」
『っ、、』
彰「どうせ死ぬんだから自分から命を絶っても変わらんと思ったんか？」
『、、うん』
彰「阿呆、お前まだ死ぬわけじゃないじゃろ？まだ生きてるじゃろ」
彰「お母さんの分も頑張ろうとか、残り少ない時間を有効活用しようとかないんか？メガティブすぎるんだよ」
『っ、、ずっとね、考えちゃうんだ』
『自分はいてもいなくても変わらない、他人から求められてないんだって』
あれ、、、こいつってこんなメガティブな奴だったっけ？
彰「ったく、お前を必要としてる人間が目の前にいるっつーの」
『え、』
彰「だから簡単に死にたいとか言うんじゃねえよ」
『、、っ、ごめ、っ！』
今にでも壊れてしまいそうなAに何もしてあげられないなんて自分が哀れだ。
気づいた時にはAを抱きしめていた。
彰「ほんとバカでポンコツだよなお前って」
こんな面倒くさくて手のかかる幼馴染みだけど、なんだかんだ言って大切な奴だってことは変わらない。
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テスト期間につき更新頻度低め〜〜〜っ
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如月亜莉亜(プロフ) - やばいです初めて読ませていただきましたけどもう泣きそうです。 何回読んでもきっと泣きます、とっても悲しいお話ででも感動しました。 よかったらまた山彰さんのお話書いて欲しいです (2020年6月20日 22時) (
レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - annaさん» そう言っていただけて嬉しいです、、他の作品の更新も頑張れます(;_;) (2020年5月20日 23時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
anna - 一気に読んだんですけど、最後泣きそうでした…感動しました〜！(;_;) (2020年5月20日 22時) (レス) id: 5c4b0a27d7 (このIDを非表示/違反報告)
anna - イリさんのお話、どれも本っっ当に面白いです！ 文章めっちゃ上手くて大好きです！ これからもずっと応援してます笑 (2020年5月20日 22時) (レス) id: 5c4b0a27d7 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - RMPG大好きさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2020年5月11日 23時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イリ | 作成日時：2020年1月27日 23時
