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…
彰吾 side
それからしばらくしてAちゃんがお風呂から上がる
長袖じゃでかいかな、とか思って半袖のTシャツとジャージを置いといた
『、、お風呂ありがと』
半袖だからさっきは見えなかった腕の痣が見えた
しかも細すぎる
「、、その痣とか、色々聞いてもいい？」
『、、っ、これはお父さんにやられた』
『私ね、元々は大阪の人なの、
だけどお父さんとお母さんが離婚して
お兄ちゃんとお父さんが大阪に残って
私とお母さんは東京に来た。
だけど東京でできた新しいお父さんは
酒癖が悪くて、暴力を振るうような人で
お母さんもそれに従うしかなくて
、、っ、、お前が子供なんか連れてくるからって
お母さんが言われてて、っ、
私、邪魔者なんだよっ、、いなければよかった、
家にいても暴力を振るわれるだけ、
あの男に従うだけ
、、っ、そんなの、、やだよ
東京なんか、来なければよかった、、
こんな辛い思いするくらいならっ、
お兄ちゃんとお父さんと大阪に残りたかったっ、、』
泣きながらそう訴えるA
背中をさすればさらに泣き出して
こんな辛い思いをしてて、1人で背負い込んで
でも、話してくれてよかった
「、あのさ、嫌だったらいいんだけど」
「背中とか、見せてもらってもいい？」
『……っいいよ』
そっとAちゃんの服を捲ると
痛々しい程の痣。
腕には根性焼きのような跡もあった
「一応明日病院行く？」
『いい、別にそこまで痛くないし』
「そっか、、明日は学校行くの？」
『明日の朝荷物取りに家行って、そのあと学校行こうと思う』
「親は？」
『割と朝早くから仕事あるからいない』
「そっか、この辺の道わかる？」
『…わかんない』
「じゃあわかる所まで案内してあげるよ笑」
『ありがと』
「今日は遅いからもう寝な」
「俺のベット使っていいから」
『そしたらやましょー寝れなくなっちゃう』
「ソファーで寝るからいいよ」
『痛くない？』
「大丈夫」
『やましょーちっさいもんね？笑』
「うわ、お前」
『ん？』
「一応気にしてんだぞ？笑」
『ごめんて』
「ほら、もう寝た寝た！笑」
『ほんとにいいの？』
「ベットで寝ないなら家に返すぞ〜」
『やだ！借りる！おやすみ！』
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イリ(プロフ) - しゅうさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年10月1日 22時) (
レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - もうこのお話が好きすぎて高評価何回押しても足りません！！もう一個高評価ボタン作ってくださいT_T (2019年9月30日 22時) (レス) id: b750fc9954 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - Rinaさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年9月23日 12時) (レス) id: 06656f2bcf (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - やましょーのお話少ないので嬉しいです（ ; ; ） (2019年9月23日 11時) (レス) id: fb5f3f1398 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - @knさん» 今のところ新しく作る予定は無いですが、短編集2つ更新中ですのでやましょさんのお話をリクエストしてくれれば書きます！！ (2019年9月23日 6時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イリ | 作成日時：2019年9月20日 19時
