19 ページ19
…
" A、明日お兄ちゃんに会えるぞ "
やっと、やっと、会える
お兄ちゃんに。
嬉しくてたまらなかった。
東京に来てからずっと、大阪に帰りたい、お兄ちゃんに会いたいと願っていた。
ようやく、、っ、
やましょーにあの日声をかけられなければ
私はきっと途方に暮れていただろう。
どうしたらいいかわからなくて、
家に帰れば殴り飛ばされて。
家に帰らないとなれば、寝る場所もない
いつの間にか、人からの温もりを、忘れていた。
気づけば、自分自身が冷たい人間になっていた。
そんなどん底にいた私を救ってくれたのは
私に温もりを、くれた人は
やましょーと出会って、心の温かさを感じるようになった
この先、きっと私はお兄ちゃんの家に行くか、本来私が帰るべき場所に帰らなければならない時が来る。
やましょーと離れるなんて、そんなすぐじゃない、とあまり現実的に考えていなかった
でも、もうお別れになるかもしれない
そう思うと、すごく寂しくなった。
「、、っ!A!」
『、、んっ?』
「いや、すごい考え込んどるからどうしたんじゃろって」
『なんでもない』
『ってか今更感強いけどやましょーって
「、は?」
『どこの人?方言強いよね』
「岡山」
『ほー、、、』
「どこか分かっとらんじゃろ」
『うん』
「広島の隣」
『、、ごめん、広島がわからん』
「お前関西人じゃろ?!」
『小1までね、』
『岡山かぁ、』
「うん」
『やましょーの方言好きだなぁ、おじいちゃんみたい笑』
「さりげなくディスられとるな」
『なんか、安心感ある』
「そうか?笑」
『うん』
『そういえばさ、やましょーって何歳なの』
「もうすぐ24歳」
『24、、え、お兄ちゃんより歳上なの?!』
「うん」
『え、もう少し若いかと、』
「ちっさいからじゃろ」
『うん』
「いや、そこは否定しろ?」
『年齢より若く見えるのはいいことだ!』
「ポジティブ人間だなぁ笑」
全然知らなかったやましょーのこと
こんな会話ができるのもあと少しなんだろうなぁと
・
安心してください(?)まだ終わりませんよ〜
.
469人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イリ(プロフ) - しゅうさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年10月1日 22時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - もうこのお話が好きすぎて高評価何回押しても足りません!!もう一個高評価ボタン作ってくださいT_T (2019年9月30日 22時) (レス) id: b750fc9954 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - Rinaさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年9月23日 12時) (レス) id: 06656f2bcf (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - やましょーのお話少ないので嬉しいです( ; ; ) (2019年9月23日 11時) (レス) id: fb5f3f1398 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - @knさん» 今のところ新しく作る予定は無いですが、短編集2つ更新中ですのでやましょさんのお話をリクエストしてくれれば書きます!! (2019年9月23日 6時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イリ | 作成日時:2019年9月20日 19時