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…
彰吾 side
Aのお兄ちゃんが東京にいるということが分かった
もしかしたら、そう思った
「お兄ちゃん、東京におるんじゃろ？」
『うん？』
「それっぽい人がいるんじゃけど…」
Aと初めて会った日、Aが踊っていたダンス
幼い2人の兄妹の写真
笑った時の顔
もしかしたら。
『え？！？！』
「あ、分からんよ？だけど、うんそれっぽい人がメンバーにおる」
『、、ほんとに？』
「お兄ちゃんの名前って分かるか？」
『翔吾』
「俺と同じか笑」
出会った時、俺が 山本彰吾 って名乗ったらいきなり泣き出したその理由が分かった
「、、だからあの時俺が名乗って泣いたんか」
『、、うん笑』
お兄ちゃんかもって思ったんかな？
それとも、お兄ちゃんじゃない彰吾で落胆したか笑
「苗字分かるか？」
『多分、変えてなければ岩谷』
「岩谷翔吾ね」
Aのお兄ちゃんの名前を聞いて俺は確信した。
『(頷)』
「多分、お前のお兄ちゃん俺のメンバー」
『え、あの、、、ざ、らんぺーじ？ってやつの？』
「うん」
調べたら出てくると思うよって言おうとしたけどやめといた
写真で見る前に実際に会って欲しいし
「ってか、ずっとここにいてもあれやから家帰ろっか」
『(頷)』
Aの手を取り立ち上がる
そしていつも通り、俺の家に向かう
その途中いきなりAが立ち止まる
「A？」
とある一点を見つめたまま固まるA
その体は少し震えていて、
「Aどうした？」
すると、俺の腕にぎゅっとしがみついてきた
『、、あれ、お父さん』
今にも消え入りそうな声でそう呟くA
あの人が、、Aに暴力を振るう人、
Aが家に帰れない原因
俺は咄嗟にAを自分の後ろに隠し、路地裏に逃げ込む
路地裏にしゃがみ混むと
『、、っﾊｧ、！ﾊｧﾊｧ、』
Aが軽く過呼吸を起こしていた
それだけ、あの人は、お父さんはトラウマなんだ、、、
Aの背中を擦りながら
「ゆっくり息しな、もういない」
・
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イリ(プロフ) - しゅうさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年10月1日 22時) (
レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - もうこのお話が好きすぎて高評価何回押しても足りません！！もう一個高評価ボタン作ってくださいT_T (2019年9月30日 22時) (レス) id: b750fc9954 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - Rinaさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年9月23日 12時) (レス) id: 06656f2bcf (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - やましょーのお話少ないので嬉しいです（ ; ; ） (2019年9月23日 11時) (レス) id: fb5f3f1398 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - @knさん» 今のところ新しく作る予定は無いですが、短編集2つ更新中ですのでやましょさんのお話をリクエストしてくれれば書きます！！ (2019年9月23日 6時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イリ | 作成日時：2019年9月20日 19時
