第16話 ページ17
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「牢獄で暮らすのは本当に苦痛だったよ、手紙も送れないし、ペットボトルも送れない。そもそも君の事を監視できないんだからストレスヤバかったよ……！」
「ねえ姫宮、なんか変な匂いしない？柔軟剤変えた？…………もしかして、他の男なの」
気持ち悪い。
怖くはない。ただひたすらに、気持ち悪い。
顔を引きつらせる私の頬に触れて、ニタニタと、気持ち悪い笑みを浮かべる彼。
気持ち悪すぎて、もはや美しさすら感じる。
「はぁ、ねえ、僕を差し置いて他の男の所に行っちゃうの…？ねえ、ねえ、なんでさ姫宮………！僕だけを好きでいてよ！！ねえ！！！姫宮！！！！」
叫ぶ彼に、私は思わず嘔吐する。
それですら喜ぶので、私はもう本当に意識が飛びかけたものの、全身全霊で振り絞って。
『っが、…！っ、集まれ！！！！！！！』
個性を、発動した。
視線も、何もかも、私のものだ。
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『………っ、…ここは…』
「あっ姫宮起きた！おはよう姫宮。もう、姫宮が個性使うから危なかったんだよ？全身血まみれ！ああでも、僕の個性と君のおかげでなんとか振り切ったんだ。………あー、僕のこと捕まえた奴も居たな…。ていうか姫宮寝すぎじゃない？1日以上寝てたよ？」
独りでに話すこいつを殴ろうと腕を上げたが、上がらない。何故だ？
すると、拘束具が私の手首に付いているではないか。
薄暗い地下室のような部屋で、彼は、本当に気持ちが悪くなるくらいにニコニコと笑っている。
違う。私のそばにいてほしいのは、お前じゃない。
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涼羅(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新お疲れ様でした！とても楽しく読ませていただきました！ななせさんの書く爆豪くんがどタイプすぎました…！これからも応援していきたいと思います！頑張ってください！ (2021年9月6日 16時) (
レス) id: c743c8578e (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - こちらの[ななせ]からお気に入り作者登録可能です！ぜひ宜しくお願い致します。 (2021年9月6日 8時) (レス) id: 90d835d71e (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 羅一さん» 初めまして！作品を気に入って下さりありがとうございます…！応援ありがとうございます！更新頑張ります！^^ (2021年9月5日 19時) (レス) id: 35ca464a3c (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 萌絵さん» 私だけでは無いところが怖いですよね……。応援ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年9月5日 19時) (レス) id: 35ca464a3c (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - あおさん» ありがとうございます……！とても嬉しいです！体調に気をつけつつ、楽しんでもらえる作品作りを頑張りますね！ (2021年9月5日 19時) (レス) id: 35ca464a3c (このIDを非表示/違反報告)
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