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『 ちなみに俺は2年の永瀬廉な、よろしく 』
永瀬先輩に改めて自己紹介をされて、知らないようなふりをしていたけど、
心の中で、いや知ってますと呟いた。
この学校で、永瀬先輩の名前を知らない人は本当にいないんじゃないかな。
「 えっと、永瀬先p 『 廉先輩でええよ 』
かぶさった声。
その声に、その言葉に、私は明らかに動揺してしまった。
え、私、が、永瀬先輩のことを、下の名前で？廉先輩って？
すると、私があわあわしているのがわかったのか、それに付け足すように
『 下の名前の方が呼ばれ慣れててさ 』
と言われる。
なーんだ、そういう意味だったんだ。
変に動揺してほんと恥ずかしい。
他の人にも言ってるんだって、そうやって。
だからきっと珍しいことじゃない。
「 それなら…廉先輩 」
そう思ったのに、声が思わず震えちゃって、クスリと永…廉先輩に笑われてしまった。
『 じゃあ、Aちゃん さっきのシュート実践してみよっか 』
バスケットボールをポンと私に投げ
慌ててキャッチすると “ ナイスキャッチ ” と笑う先輩。
それが少し、なんだか嬉しかった。
…
「 全然入らないです、シュート… 」
『 だから四角い赤い枠やって 』
「 あ、入りました！ 」
『 え、見てなかったもっかいやって 』
「 無理です〜 」
『 ケチやな 』
緊張も少し溶けて、会話が続く。
普通に楽しくて、ふざけあったりしながら、私はまたボールを持った。
ひたすらただひたすらバスケのシュートの練習。
授業でも使えるし、一番活用できるからしてくださってるんだと思う。
サッと投げたボールはまたゴールの中に入った。
『 今のシュート俺並みやで 』
「 え、ほんとですか！ 」
『 ん、ほんま(笑) 』
Aちゃんは素直やな、だなんてまた先輩は少し笑う。
そんなふうにやりながら、途中で休憩を挟みつつも、笑い合って楽しく練習していた。
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ゆあ - いつも楽しく読ませていただいてます！もし良かったらこの作品の続編のパスワード教えて欲しいです🙇🏻՞ (2023年1月1日 10時) (
レス) id: c917ddcad6 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - さやかさん» コメントありがとうございます！！（ ; ; ）今頑張って書いてるのでそうやって言ってもらえて嬉しいです！待っててください＾＾ (2021年8月9日 21時) (レス) id: a5532fa5cd (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - いつも楽しみに小説拝見しています。いいところで終わってて続きが気になります(uωu*)また更新楽しみにしてますね。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: e82f003a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - かいとんさん» コメントありがとうございます！涙 需要ありすぎ嬉しいです！！これからも読んでくださると嬉しいです泣 (2021年7月18日 15時) (レス) id: 8fc5baeb14 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - コメント失礼します。素敵できゅんきゅんするお話ですね！しょうれんのふたりとか、需要ありすぎですよ！（きしかい担)これからも頑張ってください！ (2021年7月18日 7時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年7月13日 20時
