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「 あら、またじゃんけん負けちゃったの？ 」
「 先月なんか15回以上俺じゃんけん負けてるよ 」
じゃんけんに負けたら奢る約束をしているのか、購買に残っていたお菓子を二つ手に取った。
15回以上って、結構だよね。
私だったらお小遣い破綻してる…
……じゃなくて
「 やばいよ、A...！！！！！
平野先輩だよどうしよう、もっと可愛くしてこればよかった 」
隣できゃー！ってしながら、手鏡をチェックするゆりあ。
そう、前でおばさんに話しながら、財布を取り出したのは、昨日助けてくれた紫耀さんだった。
紫耀「 廉全然負けないの、じゃんけんしようっていってくるのも大体廉で 」
“ 廉 “ っていうワードが出た瞬間、胸が少し鳴ったのがわかる。
廉さんじゃんけん強いんだとか、少し先輩らしいかもなんて思って少し笑ってしまった。
「 なに笑ってるの、A？ 」
「 あ、いや、なんでもないよ 」
私の顔を見て不思議そうにするゆりあに慌てて首を振った。
ゆりあに見られてたってわかって少し恥ずかしくなった。
…廉先輩のせいだ！うんそう、廉先輩のせい。
なんて、廉先輩に濡れ衣を着せたところで、紫耀さんの方を見ると、ぱちっと目が合った。
目が合ったと同時に思い出すのは、昨日の記憶。
…先輩を巻き込んで、階段を転げ落ちた挙句に、資料をぶちまけた記憶
紫耀「 あ、急に上から降ってきたAちゃんじゃん 」
紫耀さんも同じことを思ってたらしく、クスッていたずらっ子な笑みを浮かべた。
意地悪だ…！って思ったけど、私が完全に悪いからなんとも言えない。
「 昨日はごめんなさい… 」
紫耀「 いやそんなに間に受けないで！笑 からかっただけだから 」
やっぱおもしろいよ、Aちゃんって って笑う紫耀さん。
…おもしろかった？今の
さっぱりわからない私がバカなのか、紫耀さんが天然さんだからなのか。
どっちなんだろうとぼーっと考えてると
「 ちょ、A知り合いなの！？ 」
クイッと制服の袖を友達に引っ張られる。
知り合いっていうか…なんていうか。
友達では確実にないし、紫耀さん曰く、先輩…ではないらしいし。
このタイミングで話してこなかったのを少し後悔しながら、どう説明しようと悩んでいると、紫耀さんは、先に私を助けるように口を開いてくれた。
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ゆあ - いつも楽しく読ませていただいてます！もし良かったらこの作品の続編のパスワード教えて欲しいです🙇🏻՞ (2023年1月1日 10時) (
レス) id: c917ddcad6 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - さやかさん» コメントありがとうございます！！（ ; ; ）今頑張って書いてるのでそうやって言ってもらえて嬉しいです！待っててください＾＾ (2021年8月9日 21時) (レス) id: a5532fa5cd (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - いつも楽しみに小説拝見しています。いいところで終わってて続きが気になります(uωu*)また更新楽しみにしてますね。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: e82f003a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - かいとんさん» コメントありがとうございます！涙 需要ありすぎ嬉しいです！！これからも読んでくださると嬉しいです泣 (2021年7月18日 15時) (レス) id: 8fc5baeb14 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - コメント失礼します。素敵できゅんきゅんするお話ですね！しょうれんのふたりとか、需要ありすぎですよ！（きしかい担)これからも頑張ってください！ (2021年7月18日 7時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年7月13日 20時
