◇ 秘密 ページ27
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次の日。
廉先輩とのメッセージを思い出しては、ちょっと嬉しくなりながら、授業を受けて、気付けば、お昼の時間になっていた。
ガヤガヤとする教室の中、私はゆりあと一緒に
お財布だけ持って購買までダッシュ。
「 パン売り切れてるかなあ… 」
「 いや、まだわかんないからとりあえず走ろ！ 」
購買があるところは3年生のフロア
そしてその下が2年生のフロアで
そのまた下が一年生のフロア。
つまり、一年生の教室が一番遠くて一番不利。
まあ、先輩が優先ってのは当たり前なんだけどね。
自分の教室に戻ろうとしている先輩や同級生たちの間をくぐり抜け、やっと3年生の購買まで辿り着いた。
…だけど
「 A〜、パンないよ、どうしよう！ 」
「 まって、どんぶりものもないよ 」
せっかく行ったものの購買のものはなんと全部売り切れ。
ショックを受ける私たち。
目の前にあるものはちょっとした飲み物とお菓子だけ。
これじゃ、おかずにもなんないよねと思って2人で顔を合わせていると、
「 ごめんね、今日の分売り切れちゃったのよ 」
購買のおばさんがしゅんとした顔で謝ってくる。
だけど、おばさんが悪いわけじゃないし…
そう思って、「 いえ、大丈夫です！ 」と2人揃って
にこやかに嘘をついてしまった。
「 ごめんね、また来てね 」
購買のおばさんにもう一度謝られ、
教室に戻ろうとすると
バタバタバタバタ
全速力でこちらに凄い勢いで走ってきて購買にやってきた男の先輩。
「 おばちゃん、また負けちゃったよ… 」
その先輩はおばちゃんにハスキーの少し悲しそうな声で、そう言った。
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ゆあ - いつも楽しく読ませていただいてます！もし良かったらこの作品の続編のパスワード教えて欲しいです🙇🏻՞ (2023年1月1日 10時) (
レス) id: c917ddcad6 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - さやかさん» コメントありがとうございます！！（ ; ; ）今頑張って書いてるのでそうやって言ってもらえて嬉しいです！待っててください＾＾ (2021年8月9日 21時) (レス) id: a5532fa5cd (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - いつも楽しみに小説拝見しています。いいところで終わってて続きが気になります(uωu*)また更新楽しみにしてますね。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: e82f003a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - かいとんさん» コメントありがとうございます！涙 需要ありすぎ嬉しいです！！これからも読んでくださると嬉しいです泣 (2021年7月18日 15時) (レス) id: 8fc5baeb14 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - コメント失礼します。素敵できゅんきゅんするお話ですね！しょうれんのふたりとか、需要ありすぎですよ！（きしかい担)これからも頑張ってください！ (2021年7月18日 7時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年7月13日 20時
