◇ 紫耀さん ページ15
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…なんでこんなことになったんだ
手にはとても重たいたくさんの冊子とプリント。
向かってる先は駅じゃなくて、職員室。
ほんとはこの時間、もう、電車に乗ってるつもりだったのにー！
_____事の発端は少し前
先輩と手振れちゃった、だなんて浮かれてぼーっとしてたら気づいたら授業も終礼も終わってて
ゆりあ「 あ、私、体験入部行くからまた明日ねー！ 」
と、ゆりあは他の友達と部活に行っちゃったから、一人寂しく帰りの用意をしてたんだけど
先生「 あれ、日直帰ったか？ 」
「 あ、さっきゆうちゃんたちなら、帰ったと思います 」
先生が私の教室をチラッと覗きにきたのは、私が完璧に帰る準備をして、スクバを持った時。
何も忘れ物ないよね、と思いつつ、先生の言葉に返事しながら出口に向かおうとすると
先生「 じゃあ、西野頼んだ！ 」
「 …え？ 」
先生「 ここに置いてある資料を職員室まで持ってってくれ 」
先生はそう言ってどこかへ行こうとするから慌てて私は引き止めた。
「 ちょ、これ、私一人でですか！？ 」
相当な量。
なんかおもたそうな冊子だし、たくさんプリントあるし…
とりあえず女子一人で持てるような量じゃなかった。
先生「 今から、学年会議で急いでるからごめんな、頼んだ！ 」
そう言って凄い勢いで廊下を走りながら先生は行ってしまった。
で、この状況。
わたしたちには廊下走るなっていうのに…
ってそこじゃなくて！
自分でツッコミながら、プルプルと震える腕をなんとか持ち直す。
ツッコんでる場合じゃないんだった。
転んでぶちまけて、拾ったりしたくないから、ちゃんと集中しなきゃ。
やっと階段について、一段一段慎重に降りる。
もう教室にも階段にも人はいなくて、なんとなく安心した。
みんなそれぞれ、部活に行ったり家に帰ったりしてる時間だし。
そうおもって、すっかり油断していたわたしは、
どんっ！
手にある資料で前が見えていなかったこともあって、
前から来た人に思い切りぶつかり、
たくさんの資料を床にぶちまけてしまった。
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ゆあ - いつも楽しく読ませていただいてます！もし良かったらこの作品の続編のパスワード教えて欲しいです🙇🏻՞ (2023年1月1日 10時) (
レス) id: c917ddcad6 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - さやかさん» コメントありがとうございます！！（ ; ; ）今頑張って書いてるのでそうやって言ってもらえて嬉しいです！待っててください＾＾ (2021年8月9日 21時) (レス) id: a5532fa5cd (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - いつも楽しみに小説拝見しています。いいところで終わってて続きが気になります(uωu*)また更新楽しみにしてますね。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: e82f003a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - かいとんさん» コメントありがとうございます！涙 需要ありすぎ嬉しいです！！これからも読んでくださると嬉しいです泣 (2021年7月18日 15時) (レス) id: 8fc5baeb14 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - コメント失礼します。素敵できゅんきゅんするお話ですね！しょうれんのふたりとか、需要ありすぎですよ！（きしかい担)これからも頑張ってください！ (2021年7月18日 7時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年7月13日 20時
