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翔にみんなにAの状況を伝えてほしいって
下に降りて伝えてきてもらうことにした。
智「怖かったねえ、もう大丈夫だよ。」
両手でAの手を包んであげる。
少しだけ、震えてた。
A「…ごめん、なさい、、ぐすっ…」
智「謝らないの、ね？
Aはおりこうさんだよ。」
かなりくしゃくしゃにされてたテスト、
悔しかったんだろうな。
智「人って苦手なこといっぱいあるんだよ。
A、苦手なものいっぱいあるでしょ？
ふふ、虫にピーマンにおばけ…あとお勉強。」
A「…勉強、、嫌なの、数学とか。。」
智「うんうん、ぜーんぶ知ってるよ。
おにいたちはAのおにいちゃんだもん。
あとね、Aが苦手なお勉強。
ここ最近ずーっと夜遅くまで頑張ってたことも
ぜんぶ知ってる。」
素直に話して、スッキリしてくれたらいい。
わたしなんかって言うの無くしてほしいから、、
A「がんばった、、のに、
数学ダメダメ、で
わたし…ぐすっ、」
智「ふふっ、A聞いて？
俺も中学校の時、そんなことあったの。
しかも大事な期末。
英語、勉強頑張ったのにね？
悔しい点数取ったの。」
うんうんって聞いてくれるA。
ゆっくり、ゆっくり話すことにした。
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作者名：あら宮 | 作成日時：2017年11月18日 20時
