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＊ ページ11
翔side
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翔「はいはい、呼んでくるから(笑)」
仕事から帰ってきて早々、
Aを呼んできてって言われた。
テスト返されたらしいけど、
また勉強でもしてるのかな？
ｺﾝｺﾝ…
翔「A〜？入るぞ〜」
ｶﾞﾁｬ…
翔「A、ご飯だって〜
え、A？どうした？？」
椅子でもなく、ベットでもなく
床にぺたんと座ってて、
ぎゅっと強く握りしめられてたのは紙。
小刻みに震えてた。
翔「A？
どうした？？」
そう聞くと、
A「…ごめんなさい、、ごめん、なさい…
わたし、、ぐすっ、ごめんなさい…」
たくさんの "ごめんなさい"
震えてるAの声。
よくみると、
数学のテストが握りしめられてて。
A「あんなに、、勉強して、もっ、
はぁっ、わたし、なんか、、はぁっはぁっ…」
早くなる呼吸、すぐに分かった。
翔「A〜、ちゃんと息吸ってはける？
おにいのまねして〜すって、はいて〜」
背中をさすり、呼吸を誘導。
A「…はぁっ、はぁっはぁっ…」
手から優しくテストを取ってあげて、
息がしやすいように服もゆるめてあげた。
翔「大丈夫だからね〜？
おにいのまねしてごらん？」
だいたい、過呼吸の理由はわかったんだ。
とりあえずちゃんと呼吸させてあげないと、、
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作者名：あら宮 | 作成日時：2017年11月18日 20時
