#7 許可 ページ8
理「えー、状況を整理します。こ、こちらの女性とふみやさんは、いいい一体どのような、ご関係で!!」
テ「わかりやす」
理「そこ、静かに!」
依「ふみやさん、ちゃんと説明してください」
ふ「え、スイーツ食べてて、家に困ってるって言うから、連れてきた」
「「「意味が分からないんだよ!!!!!」」」
『あ、あの、皆さんすみません…。私から少し説明させて下さい』
玄関の騒ぎから少し落ち着きを取り戻した面々はリビングに集合していた。
かくいう私もリビングに案内され、質問攻めを受けるふみや君をフォローする形でこれまでの経緯を説明した。
テ「なるほどねぇ」
依「僕は構わないよ!寧ろ負荷が増えて嬉しい!」
『ふ、負荷…?』
理「PPPPPPPPPPPPーーーー!ダメです!男女が同じ屋根の下、結婚前の女性と一緒に生活するだなんて!!!不良です!秩序の乱れ!!!!」
『秩序…?』
テ「僕はどっちでもいいよ。僕が綺麗なことに変わりはないんだから」
『鏡…?』
住人の皆さんは様々な意見を持っていて、全員が肯定的ではなかった。
ふみや君が私の状況を更に詳しく説明すると、銀髪の男性も少し折れた様子で私を見ていた。
これから私の部屋をどうするか、洗濯やお風呂はどうするかなどを話していると、また足音が近付いてきた。
天「なんの騒ぎですか?」
猿「お前らうるせぇんだよ!………誰だこいつ」
ふ「今日から一緒に住むA」
猿「なっ!?お前!誘拐してきたのか!?」
ふ「いや、だから違うって」
6人が勢揃いしたところで全員で自己紹介をした。
皆さん、名前が個性的で覚えられるか心配だ。
もう1人、〈大瀬〉さんという男の子もいるらしい。
あまり外に出ないとのことで、ご挨拶はまた今度の機会になった。
なんとか皆さんにこの状況を理解してもらい、住むことを承諾してもらった。
『皆さん、少しの間、よろしくお願いいたします!』
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作者名:鯖 | 作成日時:2024年4月2日 0時