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泣き疲れた私はそのまま眠ってしまったみたいだ。
目が覚めると彼はもう起きていたが、昨日抱き締められて寝た体勢のままだった。
「…はよ、」
目の前で私を見て微笑む彼に少しドキッとしたが、バレないように私も「おはよう」と返す。
起きたのはお昼前で、「サボるか」と呑気に彼が言うから二人で学校をサボった。
「腹減らね？」
「…減った」
昨日の夜から何も食べてないのだから、お腹が空くのも当然だ。
彼の服を着たまま荷物をまとめ、外に出る。
彼に包まれているみたいでなんか変な気分だ。
「ふっ、ブッサイクだな」
「…うるさい」
たくさん泣いてそのまま寝てしまったから、目が重たい。
鏡なんて見なくても目が腫れてる事は分かる。
「コンビニで飯買って、俺ん家行こ」
勝手にプランを決める彼は、俯いて歩く私の手を取った。
家で食べる事を選んだのはきっと彼の優しさだ。
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バンビ(プロフ) - ただの渡辺担さん» コメント、リクエストありがとうございます。是非、参考にさせて頂きます。これからもよろしくお願いします。 (2021年3月27日 12時) (
レス) id: 99dc10468d (このIDを非表示/違反報告)
ただの渡辺担 - すごい面白くて全作品読ませていただきました！今リクエスト募集されているのかわからないのですが、よかったら『ワインクーラー』をテーマにした作品を読んで見たいです！ (2021年3月27日 10時) (レス) id: cfc10ba5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年2月18日 11時
