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「…そういえば、クラス知らないじゃん」
ここまで来ておいて彼のクラスが分からない事に気付く。
校舎が違うため三年生の教室の前に一年生がいるとかなり目立つ。
メールにすれば良かった、と今更思った。
「あれ、噂のAちゃん?」
帰ろうとすると、後ろから聞きなれない声が聞こえてくる。
振り返ればそこにいたのは知らない男の先輩。
「あ、俺は佐久間大介です。翔太の友達!」
「えっと…」
「翔太?」
「…あ、はい」
どこにいるか聞こうと思ったら「ちょっと待ってて」と言った先輩はすぐそばの教室に顔を覗かせた。
「翔太ー!いるー?」
「えっ、ちょ、」
思ったよりも大きい声でビックリする。
きっとこの人に悪気はないのだけど、一年の私がこの場にいるだけで目立つのにクラス中の視線がこの先輩に集まって何故か私が恥ずかしかった。
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バンビ(プロフ) - ただの渡辺担さん» コメント、リクエストありがとうございます。是非、参考にさせて頂きます。これからもよろしくお願いします。 (2021年3月27日 12時) (レス) id: 99dc10468d (このIDを非表示/違反報告)
ただの渡辺担 - すごい面白くて全作品読ませていただきました!今リクエスト募集されているのかわからないのですが、よかったら『ワインクーラー』をテーマにした作品を読んで見たいです! (2021年3月27日 10時) (レス) id: cfc10ba5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2021年2月18日 11時