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「あいつら一回殴ってきて良い？」
だけどそんな私にもたった一人友達はいて、見た目こそ派手だし口は悪いけど根は優しくてしっかりしてる。
中学の頃に比べれば落ち着いた方だ。
「やめてよ。見えてたのは本当の事だし」
「でも病気持ちは嘘じゃん」
「まあね」
そんな彼女が居てくれるだけで、どんな噂をされようがどうでも良くなる。
「ちょっとは言い返せよ、ムカつかないの？」
「ムカつかない。ミズキが私より怒ってくれるから」
「…なにそれ」
そう言いながらも少しだけ嬉しそうに見えて、可愛いななんて思う。
「あ、呼び出しだ。ごめん帰るね」
携帯の振動に表示を見れば、顔を思い出せない男の名前。
「またサボんの？そろそろ単位ヤバいんじゃん？」
「まあ、卒業なんて出来なくてもいいし」
「…そ」
私の事を知っている彼女は、深くは聞いてこないし別に止めたりもしない。
無理に干渉しようとしない彼女のそんな所が、一緒にいたいと思える理由の一つだった。
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バンビ(プロフ) - ただの渡辺担さん» コメント、リクエストありがとうございます。是非、参考にさせて頂きます。これからもよろしくお願いします。 (2021年3月27日 12時) (
レス) id: 99dc10468d (このIDを非表示/違反報告)
ただの渡辺担 - すごい面白くて全作品読ませていただきました！今リクエスト募集されているのかわからないのですが、よかったら『ワインクーラー』をテーマにした作品を読んで見たいです！ (2021年3月27日 10時) (レス) id: cfc10ba5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年2月18日 11時
