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「あのさぁ、ここネカフェじゃないんだけど」
私の部屋のソファで、自分の家のように寛ぐ翔太は私の幼馴染だ。
「え、こんな漫画あんのに？」
「翔太が持ってきたんでしょ」
「そーだっけ」
どう見てもそうでしょうよ、普段漫画なんて読まないのに、ましてやこんな少年漫画たちを私が家に置くわけないじゃない。
社会人になって私が一人暮らしをすると言ったら、いつでも来れるようにと服や漫画を持ち込むようになった。
おかげで私の部屋の半分は翔太の私物で埋められていると言っても過言ではない。
当たり前のように歯ブラシは二つ並んでいるし、翔太専用の化粧水まである。
まるで同棲してるみたいだ。
「休みの日までうちに来んのやめてくれる？」
「日曜なのに出掛ける相手もいないんだからいいだろ」
「翔太もじゃん」
「俺はわざわざお前の相手してやってんの」
「まじでいらない」
そんな事言って、本当は翔太が来る事を分かっていて予定を空けているなんて、口が裂けても言えないんだけど。
「どうせご飯が目的のくせに」
「だってAの飯美味いんだもん」
「食費請求しようかな」
「なんでだよ！この前服買ってやっただろ」
「誕生日だったからでしょ！」
「まあいいじゃん。一人で食べるより二人で食べた方が美味しいし。一石二鳥！」
相変わらず目線は漫画のままの翔太に呆れる。
何が一石二鳥だ。
そんなの翔太だけじゃん、と思うが二人で食べた方が美味しいと感じるのはその通りだし、毎度毎度美味しいと口にしてくれる事が嬉しくて一緒に食べる事を楽しみにしている私にとっても、一石二鳥なのかもしれない。
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バンビ(プロフ) - カレソさん» カレソ様、コメントありがとうございます。感想を頂く事が何より励みになります。最後まで読んで頂きありがとうございました。 (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 290b31182b (このIDを非表示/違反報告)
カレソ(プロフ) - 完結されていたので一気読みできて最高でした。とにかく胸が締め付けられて涙がちょちょぎれてしまいました。素敵なお話ありがとうございます！今後も応援しております。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: 38540f6201 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - かなさん» かな様、コメントありがとうございます。もっと皆様に楽しんで頂けるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月6日 23時) (レス) id: d49da2a08d (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - びっくりするくらい思わせぶりな行動が多いくせになにもこっちには与えてくれない感じが苦しいんですけど好きです！続き楽しみにしています。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: d4d46f8c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2020年8月31日 1時
