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「今からそんなんでどーすんの」
可笑しそうに、でも優しい顔で笑った。
また、知らない顔だと思った。
今日は、初めて見る翔太ばかりで私の心臓が持たない。
「…だって、何か…緊張する、」
「俺も」
そう言ってグイッと距離を縮める。
下から覗き込むように見つめられ、逸らせなくなってしまう。
「でも、触れたい」
そんな事言われたら、ダメだなんて、言えない。
だって、そんなの…
「わたしも、」
ずっと触れたかった。
一番近くにいたのに、一番遠くて、触れたいと思いながらもずっと我慢していたのだから。
翔太も同じ気持ちだと思ったら、嬉しい。
私の後頭部を優しく掴み、すくい上げるようにキスをする翔太に身を委ねた。
「続きはベッドね」
と言って妖しく笑う翔太に手を引かれ寝室まで連れて行かれる。
これから始まるであろう行為にドキドキしていると、翔太は私と一緒にベッドへ寝転んだ。
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バンビ(プロフ) - カレソさん» カレソ様、コメントありがとうございます。感想を頂く事が何より励みになります。最後まで読んで頂きありがとうございました。 (2020年9月20日 20時) (レス) id: 290b31182b (このIDを非表示/違反報告)
カレソ(プロフ) - 完結されていたので一気読みできて最高でした。とにかく胸が締め付けられて涙がちょちょぎれてしまいました。素敵なお話ありがとうございます!今後も応援しております。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: 38540f6201 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - かなさん» かな様、コメントありがとうございます。もっと皆様に楽しんで頂けるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月6日 23時) (レス) id: d49da2a08d (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - びっくりするくらい思わせぶりな行動が多いくせになにもこっちには与えてくれない感じが苦しいんですけど好きです!続き楽しみにしています。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: d4d46f8c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2020年8月31日 1時