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連絡します、と言われたので一度家に帰り支度をしているとメールが届いた。
足が疲れる事よりも、向井くんの前ではしっかりしていなければという気持ちの方が強くヒールを選んでしまう。
場所を確認すると、やっぱりヒールを選んで正解だと思った。
「ごめんね、お待たせ」
「俺も今来たとこです」
指定された場所は翔太とは行ったことないようなオシャレなバーで、大学生の頃付き合っていた人を思い出した。
「こんなとこ知ってるなんて、オシャレだね。向井くん」
「翔太くんとはこういうとこ来た事ないん?」
「翔太とは無いかな」
「他の人とはあるんや」
うん、あるよ。なんて、向井くんの顔を見たら言えなくなってしまう。
付き合っていた彼は年上で、ただの憧れを好きだと勘違いして付き合っていたなんて、今思えばアホすぎる。
それでも教えて貰った事はたくさんあって、その中の一つがお酒だった。
色んな所へ連れて行ってくれたし、お酒に詳しい彼がカッコよくて私も彼に似合う人になろうと必死で勉強した。
私がお酒に強いのは彼のせいでもあると思う。
結局、翔太の事が好きで、それが彼に伝わっていたのか振られてしまったのだけど。
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バンビ(プロフ) - カレソさん» カレソ様、コメントありがとうございます。感想を頂く事が何より励みになります。最後まで読んで頂きありがとうございました。 (2020年9月20日 20時) (レス) id: 290b31182b (このIDを非表示/違反報告)
カレソ(プロフ) - 完結されていたので一気読みできて最高でした。とにかく胸が締め付けられて涙がちょちょぎれてしまいました。素敵なお話ありがとうございます!今後も応援しております。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: 38540f6201 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - かなさん» かな様、コメントありがとうございます。もっと皆様に楽しんで頂けるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月6日 23時) (レス) id: d49da2a08d (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - びっくりするくらい思わせぶりな行動が多いくせになにもこっちには与えてくれない感じが苦しいんですけど好きです!続き楽しみにしています。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: d4d46f8c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2020年8月31日 1時