ロバート・バーンズ

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「倦怠期って何だろうね」









「お前が言ったんだろ」









「私たちにも来るのかなぁ」









「…ないんじゃん？」









「やっぱり？翔太くんもそう思う？私もそう思う、だって、毎日こんなに好きが増してるのに」









「ふは、うん」









「でもさ、もし本当に来たとしても乗り越えられるね」









私たちなら、きっと。









本音をぶつけ合う事を学んで、もっと好きになる事が出来た今なら。









何があっても彼を信用しようと思うし、私が冷めるなんて絶対にありえない事だもん。









「そうだな」









そうやって優しく笑うから嬉しくなって、今度は私から彼にキスをする。









「…ここでしちゃう？」









「なにを？」









「…意地悪」









「ふは。だめ、ベッド行こ」









そう言うと華奢なくせに私を軽々と持ち上げて運んでくれるからキュンとして、









「体痛くなるでしょ」









彼の優しさにまたキュンとする。









今日はいつもより心臓が忙しなく動いて大変。









でも全然嫌じゃない。









優しくベッドに降ろしてくれるけど、彼の首に回した腕を離したくない。









これから繋がるというのに、少しでも彼から離れたくないんだ。









そんな私に彼は愛おしそうに笑ってキスをしてくれる。









本当、倦怠期って何なのだろう。









あんなに不安に思っていたのが嘘のように、充分過ぎるほど彼からの愛が伝わってくる。









私も負けじとこの愛を伝えたくて、回した腕に今までで一番力を込めた。









「翔太くん、大好き」









fin

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