忘れん坊の君とまた恋をしたい｡《kt×sg》 (ページ3)

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望曰く､病気で18以前の記憶がないらしい｡
俺らが出会ったのは16の頃で別れたのはちょうど18の時

ギリギリ､消去範囲に入っていたようで付き合った記憶が無いと...

家に帰ってからも､あの事を思い出して食べ始めた

ラーメン､オムライス､ケーキにアイスクリーム…

あ、ヤバい。食べ過ぎたかも

重｢っ、うﾞ」

今にも吐き出しそうなのを抑えてトイレに向かう

重｢お"ぇっ、｣

いつも以上に、ひどい気持ち悪さ

結局、夜中までトイレの便座に顔を突っ込むなんて事が続いた

重｢...最悪」

貰った薬を飲み、少しの間寝ようとする。
でも､お陰で身体のヘドロが無くなった気がした

小｢しげー?」

重｢なんや」

小｢なっ!!これ買ったんやけどどう思う？！」

重｢おう、似合ってんちゃう」

小｢ほんま?!じゃ、はいっ､」

重｢なにこれ、俺にくれんの?」

小｢yes!!」

重｢ふははっ、ありがと」

・
重｢...!!ゆ、め」

久しぶりに見た、俺と小瀧の夢。

幸せそうに笑ってたあの頃を思い出しては、泣いての繰り返し。
こんなんじゃ、寝れそうにもないから今日は起きていようと思う

でも、会社に行くとそんなことはもうどうでもよくなる

神｢はよ。」

重｢おはよ。」

友達のかみちゃん。そして、少し気になってた上司の濵田先輩

濵｢しげちゃん、おはよぉー」

重｢おはよ、ございますっ、」

優しい笑顔に､スラッとしたフォルム､イケメンやなって。

神｢しげさぁ、体調悪い?」

いきなり、ド直球な事を聞かれる

神｢なんか、ゲソッってしてんな～と思って。」

重｢なんもないで。」

神｢悪い癖出てるで、」

そう。人に迷惑かけたくなくて顔色を伺っては
ニコニコしてるだけ。それが、俺の悪い癖でもあり､良いところでもある。

言いたないんやったら、言わんでもええでとさりげなく気遣いしてくれる神ちゃん。
ほんま､そーゆーとこが女にモテるわ

今日は一段と夢の事を鮮明に覚えている
夢は本心の現れだったりして...なんて
馬鹿な事をノウノウと考えてたら､濵田先輩に
資料で頭を軽く叩かれた

重｢いてっ、｣

濵｢仕事しろ｣

呆れた顔して微笑むその顔｡可愛いです｡笑