黄色さん病系短編集 2 (ページ43)

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修学旅行ページ43

にのみやside

あっという間に1日目が終わろうとしている。
ホテルの部屋は6人部屋で仲のいい奴らと一緒で楽しみにしてたんだけど夕方から感じる喉の違和感、身体のダルさに夜更かし出来そうになくて申し訳ないと思いつつ一足先に布団に入る。

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ふと目が覚めて時計を見ると深夜3時。
流石に朝早かったこともあり他の5人も寝ているようで静寂が流れている。

n「…っ、けほっ」

目が覚めたのは喉の渇きのせいだと気付きそっと起き上がり水を1口飲む。

n「っ、げほっげほっ、げほっ」

飲み込んだ瞬間ズキッと喉が痛み思わず咳き込む。
他の5人を起こしては申し訳ないとカバンからタオルを引っ張り出し口元に当てる。

「……にの？大丈夫か？」

俺の隣で眠っていた友達が目を開けてそう言った。

n「…げほっ、ごめっ…起こした…げほっげほっ」

「それは全然いいんだけど…」

咳、止まらない？と言って俺のそばにしゃがみ背中を摩ってくれる。

n「…はぁっ、はぁ…ごめ、」

ようやく咳が治まり身体の力が抜ける。

「よかった。…それよりお前、身体熱くない？」

そう言って俺のおでこを触る友達の冷たい手が気持ちよくて目を閉じる。

「やっぱり…ちょっと熱いかも。」

どうしよう…と友達が焦っているのを遠くで感じていた。

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