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保健室登校 ページ30
あいばside
m「…失礼します。」
お昼休み、昨日体育で足を怪我したと保健室にやって来たまつもとくんが入ってきた。
a「お、まつもとくん。今日はどうしたの？」
またどこか怪我したのかと思いそう聞いたんだけど保健室内をキョロキョロと見渡すだけで答えは返ってこなかった。
a「……もしかしてにのみやくん？」
m「いやっ、あの……はい。」
驚いたように目を見開き少し焦った様子でそう答えるまつもとくん。
a「にのみやくん、今日はもう居ないんだ。」
m「そうなんですか。
俺、最近転校してきたばかりで何も知らないんですけど
にのみやくんと……と、友達…になりたいって思って…」
a「うん。
月曜日、また保健室来てくれる？」
m「は、はい！」
そう言って嬉しそうに保健室を出ていくまつもとくん。
どうなるかなんて分からないけどにのみやくんがまつもとくんに心を開く未来が見える気がした。
いつかまつもとくんと一緒に教室で授業を受けることが出来ればいいなと思う。
.
o「かずー、帰るぞー。ってあれ？」
a「あー、ごめん。おおのくん。
にのみやくん、体調良くなくて早退させたんだ。」
放課後、約束通りおおのくんがやってきた。
o「あ、そうなんですか。
じゃあ俺も帰ります。」
.
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作者名：徒夏 | 作成日時：2023年1月9日 22時
