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人酔い ページ21
じゅんside
仕事が休みの週末、姉に頼まれて可愛い甥っ子達を預かることになった。
お兄ちゃんのかずなりは5つ離れた弟まさきの面倒を見てくれるしっかりさんで自分の感情を表に出すのが苦手。
弟のまさきは天真爛漫でお兄ちゃんのかずなりが大好き。
朝早く姉ちゃんがかずとまさを俺の家まで連れてきたかと思うとバタバタと出ていった。
まだ眠そうなまさきの手をかずがしっかりと握ってじゅんくん今日はよろしくお願いします。と言ってきた。
「よし！じゃあ水族館行くか。」
そう言って車に向かう。
まさきは姉ちゃんにあらかじめ借りていたジュニアシートに座らせその横にかずが乗り込んだ。
「かずも、眠かったら寝てていからな。」
出発してすぐ眠ってしまったまさきをルームミラーで確認し、かずにも声を掛ける。
「…うん。」
.
結局かずは水族館に到着するまでウトウトしてはハッと目を開けまたウトウトするというのを繰り返していた。
「着いた〜
かず、まさきのこと起こして。」
「うん。
まーくん、起きて。着いたよ。」
「…っ！にーちゃん、ここどこ？」
「水族館だよ。
おかーさんが今日はじゅんくんと水族館に行く日だよって言ってたじゃん。」
.
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作者名：徒夏 | 作成日時：2023年1月9日 22時
