キスしないと出られない部屋【文スト】

キスしないと出られない部屋　E・アラン・ポオ ページ43

「エドガー、これは貴方の仕業？♥」
「ち、違うのである！我輩は何も！」
「……そう、貴方の異能力じゃないのね。じゃあキスは避けられないわ」
「！？ま、待って欲しいのである！我輩心の準備が……」
「エドガー……」
「っ何であるか？」
「キスは……お嫌い？」
「……っ、その聞き方は狡いのである！」
「あら、質問に答えてはくださらないの？」
「…………………………………………好きである」(ぼそり
「ふふ、聞こえませんわエドガー……。もう一度仰って？」
「…………す、好きである！Aのことが、大好きである！！」

「……そこまでは、聞いていませんわ」
「…………A？我輩何か不味いことでも」
「いいえ、ただ…………。不覚にも貴方にときめいてしまいました」

ちゅ

「好きです、エドガー」
「わ、わが、我輩も！…………好き、である……………………っいったあ？！カール？は、離して欲しいのである！いた、痛い！！」



(少しでも貴女を笑顔にすることが出来たら、と我輩は何時も思っているのである)

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