今日:70 hit、昨日:63 hit、合計:19,197 hit
小｜中｜大
12 ページ12
・
撮影初日。
『Aちゃん、おはようー』
「あ、え、おはよ。」
『え、緊張しとる？笑』
「ん、あ、別に？」
『いや、分かりやすいな笑』
やっぱり、分かりやすいらしい。ふぅ、恥ず笑
だって、初日からキスシーンあるなんて思わないじゃん…
『今日のシーン、先に練習しとく？』
「…っ、そんなに私とキスしたいんですか」
『ちゃうわ笑』
何でか余裕ある道枝くんに、ちょっとムカついて悪態をつけば私の意思を汲み取り、笑わせてくれる道枝くん。
こんな時にも優しさを発揮してくるのが、道枝くんたる所以なのか…流石だな
『緊張するかもやけど、俺の事頼ってな。大丈夫やから』
私の目をまっすぐに見つめてそう言う道枝くんの優しい一言に、少しだけ気持ちが軽くなった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なの | 作成日時：2024年3月21日 12時
