▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

破壊力：SSS ページ8

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「先生っ！！助けてください！！」



横からバーン！！と突き飛ばされて地面に転がった。
ついでに抱えてた資料も全て宙に舞った。



「ちょっと、大事な資料なのに」



最初に生徒の安否を気遣え。


彼女は五条先生に抱き着こうとしたが彼の「無下限術式」に阻まれ途中で停止していた。

ここから見たらなんか滑稽で面白い。



「解除したれよ」

「教師と生徒の距離間は保たないとね。あとこのご時世だし、ソーシャルディスタンス」



この世界にはそういったタイムリーな話題は存在しないです。


散らばった資料を搔き集める。
大体なんだこの紙の束。広辞苑何冊分だよこれ。



「ふぇぇ……っ」



「アバンギャルドな鳴き声みたい」

「冷静に何言ってんの」





「さとる先生っ、私、センパイにぶたれて……っ！！グスッ、ひっく、助けてぇ……！！」





「「とうとう手ぇ出したか」みたいな顔して見んなこっちを」

「流石にストレス溜まってたのかなって」

「今も着々と溜まってってる」



未だ書類を掻き集めながら溜め息。
私がマジで何したってんだ。


キッと睨みつけた彼女の目には涙。
あの一瞬で泣けるなんて君は女優の卵か。



「私、こんな野蛮な人と一緒にいたくありませんっ！！暴力振るってくるし、もう」


「そっか。残念だけど、君が決める事だから引き止めはしないよ」


「え？」



マジトーンである。

五条先生は一つ欠伸を零し、スッと指を上に振る。



「最初からそうしろや」

「まず先に礼言うだろ」



「私まで浮かせて何がしたいんだ」



書類とともに浮かぶ我が身体。
あっでも楽しいわこれ。空飛んでる。



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