▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

腐ってもお仲間 ページ5

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「終わった？さっさと解放してほしいんだけど」



両手をポケットに入れてる先生。
そしてマキによって一人ずつ丁寧に棒で殴られた私たち。



「今からでも無罪を主張して良いでしょうか」

「却下します。情状酌量の余地もありません」

「あの裁判官優しさの欠片も無えな」



ずっと扱いが雑だったからか。
あの先公一丁前に拗ねてんじゃねえぞ。年考えろアラサー間近。



「とりあえず握手しとこ。喧嘩したんならちゃっちゃと仲直りしようよ、それで万事オッケーじゃん。青春ってそういうもんでしょ？」



「アイツもう帰る気満々だぞ」

「適当な事言って放り投げるつもりだわあれ。青春に夢見過ぎててかわいそう」

「ダリィなあのノリ」



「明太子」



べん、と明太子、ではなく棘くんに背中を押された。
あっこいつめちゃくちゃ根に持ってる。



とりあえず前に出た。彼女はやっぱり睨んでる。



「私、絶対あなたのこと、許しませんから！」



「だって。永遠に分かり合えないよこれ」

「はいはい握手握手」



「バッカおい、ここで「蒼」使うな！！！！！！」



引き寄せられ強制的シェイクハンズ。
お互いビックリである。


最後の最後で意趣返ししやがったこいつ！！！！



そして疾風の如く振り払われた手。
おかしいな、私の方が力強い筈なのにめちゃくちゃな勢いで振り払われたな。私のこと嫌いすぎかよ。



「は〜いお疲れ！んじゃ莉里はさっさと硝子んとこ行っといで〜」



「あ、あのっ。私、怖くて……その、一緒に」



「ごめん僕、途轍も無く忙しいから。上級生たち任せたよ」



そう言い残して消えた五条先生。

終わったら終わったで神速で帰りやがったあのトンチキ野郎。



「俺ちょっと用事あるから」

「しゃけしゃけ」

「ダリィからパス」



「仮にも加害者に送らせる気かお前ら」



まだ私の嫌疑晴れてないだろ。



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