▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

偏差値高いからね ページ1

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「私、わたしぃ……っあの人にカッターで腕を切られたんですっ！！」





朝に浴びたのは朝日だけではなく甲高い声でした。





「って言ってるんだけど」

「他人じゃないですかね」



「ひっヒドイ！私、本当にこの人に切られたんですっ！信じてください、悟先生！」



「さとるって誰」

「僕のファーストネームなんですけど」



ごめん、五条としか覚えてなかったです。


彼女、一年生である「美月(みつき)莉里(りり)」さんとやらは、五条先生の腕に引っ付いて私を涙目で睨みつけている。


腕には包帯。血が付いてる。


めちゃくちゃ睨まれてる。何かしたっけ。



「他人じゃないですかね」

「堂々巡りしてるんだけど」

「さっきから五条先生「〜けど」で終わっててギャルみたい」

「巷のトレンドはすぐ取り入れるタイプだから」

「ギャルってもう滅亡してない？」

「最近渋谷で黒ギャル見たよ」

「どの辺？キャバクラ？デリ○ルでも呼んだんか」

「呼んでねーわ。例え呼んだとしても高校生(ガキ)に伝えるかよ」





「あ、あの！！悟先生？」





ごめん普通に無視してた。



「で、何の話だっけ？」

「この子が君に腕をカッターで刺されたって訴えてるんだよ、さっきからずっと」

「他人じゃないですかね」



「ねえこれ気付いたけど永遠に終わんないよ」





僕忙しいんですけど感を出すな。
心底メンドくさそうに溜息吐くな。


被害者(仮)がいるんだぞ。



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