▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

どんちゃん ページ22

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いやマジでみんな自室みたいに寛いでるやん。


私の部屋に容赦なく居座り続ける二年生。
なんで帰らんのと聞いたら「感謝しろよ」と言われた。せめて会話のキャッチボールはして。



「棘くんのヘッドフォンが地味に音もれしてるのが腹立つ」

「まあまあ、今は安静にしときなさいよ」

「お前なんでガスコンロ持ってきてんの？」

「マシュマロ焼くためだよ」

「他所でやれ」



他人の部屋でやるな。

それにあざとい感じのもの焼いてんじゃねえ。



「めっちゃシャカシャカ聞こえるんだけど。棘くんってかアイツ何聴いてんの？殴っていい？」

「落ち着け野蛮人、すぐ拳出すな」



流れるように罵倒すな。







「猿が木から落ちたと聞いて来ました」

「こんな何の配慮も無い訪ね文句ある？」



もうちょい歯に衣着せろよ。


片手にリンゴを持った伏黒くん、そしてその後ろに何故か美月さん。

ぴっとり寄り添ってるんだがあの子は誰かにくっ付いていないと死ぬのか。



オナモミだからか。





「センパイっ……大丈夫ですかっっ？？」



だからお前、少しは繕う努力をしろ。語尾に草生やすな。



めちゃくちゃ嬉しそうに私を見るな。


その後にちょっと考えて「死んでたらもっと良かったのに」に的なこと思って真顔になるな。



全部顔に出てんだわお前。





ぴったりくっ付かれてる伏黒くんは全てを諦めたようにされるがままである。


そしてミシミシ言ってるリンゴ。おいそれ一応私への見舞い品だろ、一時の感情でクラッシュしようとするんじゃない。



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