第92話「圧迫面接」 ページ8
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「………君。顔を、というか立ちなさい」
「はいすみませんでしたごめんなさい」
「ビビりすぎじゃない？」
黙って！悟お坊ちゃまは黙ってて！！
立ち上がり、服をぱんぱん叩いて埃を払ったあと目の前の人物と向き合った。
やはり強面。そしてサングラス。正面こっっっっわ。好き好んでイノシシの生肉貪ってそう。
「君は何をしに来た？」
「………」
「聞いているのか？それとも答えられないのか」
「………」
「………、おい」
「ああスミマセン学長、その子ちょっと脳味噌の容量キャパってフリーズしてます」
後ろからべん！と叩かれた。
軽めのチョップで目を覚ました。
あれ、ここはどこ。私は誰？………現実逃避したかったけど普通に記憶あるわ。怖すぎて容量限界なのに無理やりローディングしたスマホアプリの画面みたいに固まってたわ。
「すみませんお許しください」
「やめなさい、土下座しなくて良いから立ちなさい」
「ハイすみませんすみません」
ガクブルながら立ち上がった。
でも何度も失態おかしてるのにめっちゃ許してくれるなこの人。実は優しい系？
「……今一度問う。君は何をしに来た」
「えっ……その、あの……ここで働きたいんです」
「何のために？」
「その……は、働かせてください！」
「質問の答えになってない」
「働かせてください！！」
「こちらの都合を考慮せず我の意思を強引に通そうとするな。簡単な意思疎通すら出来ないのであれば、君をこの学校に入れる事など到底出来ない」
「は、は……働か、働かせ…………っ働かせてください！！！」
言い切った。一応準備して持って来てた考えなんて最初っから吹っ飛んじゃって頭真っ白だったからゴリ押し作戦で乗り切ってやろうと頑張った。
「おおすごい、マジで押し通した」と後ろで聞こえたけど、めちゃくちゃ呑気だよな悟お坊ちゃま。これで私が不合格だったら責任取って私を養ってくれ。
「不合格だ」
「悟お坊ちゃまごめん。養って」
「い、や、だ♡」
ねえ前から思ってたけど君嘘つき過ぎじゃんね！！！
もう離さないとか言ったじゃん！！アッサリ手綱離すじゃん！！！半分くらい君の好感度下がったよ今ので！！！
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なぎさん(プロフ) - めっちゃ面白かったです！素敵なお話ありがとうございます！！ (9月17日 23時) (
レス) id: 3e92d95cce (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 面白いです！あまり人の事には突っ込めませんが更新頑張って下さい！ (2022年9月24日 7時) (レス) @page26 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - もう呪術は書かれないのでしょうか… (2021年7月16日 0時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ(プロフ) - コメント失礼します。今まで読んだ作品の中で個人的に一番好きです！更新頑張ってください！ (2021年1月2日 18時) (レス) id: a4bed0c9af (このIDを非表示/違反報告)
. - 凄く面白かったです。続きが読みたい!!! (2020年12月17日 5時) (レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年11月30日 19時
