私、悟お坊ちゃまの専属メイドです。【呪術廻戦】

第27話「微かなる命の灯火」 ページ27

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「そういえばこのお出掛けのこと、誰かに言いました？」

「一応な」

「私も今回はヤバめの極みかもしれないから一番信頼できるチョリンピー先輩にだけ言っときました」

「俺が少しでも怪我して帰ってきたら使用人全員連帯責任で首飛ばされて晒し首にされるだろうけど、150m先のとこで降りるから左側入っとけ」

「待っっ、待っ、待っっ」



今めちゃくちゃ恐ろしいこと言わなかった？
またゴイン！！と無理やりハンドルを切って一番左へ移動。

うちらの首がまとめて飾られて晒されるのかよ。しかもその運命は私の手にかかってる。ヤベー超緊張してきたから汗が止まらん。あとお腹空いた。



「道なりに進んで行けば着くだろ。さっき海見えたし」

「そもそもなんで海が行きたかったんですか、そしてこんな命懸けで運転させた理由はなんですか」

「ただの好奇心、お前のは面白そうだったから」

「簡潔に答えてくんじゃないよも〜〜死ぬ程分かりやすいな！！！」



ただの好奇心とクソみたいな動機で私らの命運がかかってますってよ！！！！

こいつマジでちょっとくらい、あの、多分叩いたら100倍返しくらうし五条家の人にバレたら一族殲滅させられるので、ちょっと頰を抓るくらい良いかな？



「ちょっとでもこの俺に危害を加えようってんならどうなるか分かったんだろうな」

「私とお坊ちゃま、一緒にいすぎてイシンデンシン出来ちゃってんですかね〜」

「お前の場合顔に出てんだよ」



正直者の鏡ってか。



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