これは、モブに成れなかった物語 (ページ15)

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4・退学クライシスページ15

はは、この時が来てしまったようだ。
テスト返し。

テスト返しは授業が潰れるからすきなんだけど
そのテストを返す人が問題。

私の嫌いな先生なんだよね
自分の事鼻にかけてネチネチ煩いやつ。

何が一流大学卒だよ
一流大学卒ならほかの学校に勤務になるだろ。

「藍蘭」

『はーい。お、80』

花「案外高いわよねAって」

『そう？ん～』

京子「私は78だった～！」

『京子も高いじゃん。』

そんなたわいの無い話をして席につく。

「沢田」

綱吉「はい」

あ、この教師舌打ちしたけど？！

「あくまで仮定の話だが……」

「クラスで唯一20点台をとって平均点をいちじるしく下げた生徒がいるとしよう」

綱吉「あの……？」

まぁた始まっちゃったよ根津のネチネチ。
別に平均点下げてもらって有難いって思ってる生徒もいるでしょ。

「エリートコースを歩んできた私が推測するに、そういう奴は学歴社会において足を引っ張るお荷物にしかならない。」

よく言うよな。
学歴社会なんてそんな関係ないのに。

「そんなクズに生きてる意味あるのかねぇ？」

綱吉「うわぁぁぁーっ！」

あらら……26点…
頑張った結果がこれなら別にいいと思うけど。