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?「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。絶対に欲しい……じゃなくて。僕なら絶対かけられたくありません」
「(あの人、リドルさんって言うんだ……もしかして、さっきの首輪が彼のユニーク魔法なのかな)」
ふと、さっき守った彼女のことが気になり彼女の方を見やる。
学園長「どうにかしてください!貴方の使い魔でしょう!?しっかり躾を………………え?貴方のじゃない?」
ユウ「さっきから何度も言ってるじゃないですか!」
……そ、そうでしたっけ?と考え込む学園長は多分人の話を聞かないタイプなんだろうな……
学園長「ごほん!では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので」
そうして猫ちゃん(?)は学園外に連れていかれた。
大魔法士になってやるんだゾー……!と叫びながら。
学園長「少々予定外のトラブルはありましたが、入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください」
学園長「……ん?そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが……」
『ドラコニア』……?
なんだっけ、聞いたことがあるようなないような……?
?「アイツがいないのはいつものことだろ?」
?「あれ?もしかして誰も式のこと伝えてないのか?」
?「そんなに言うならアンタが伝えてやればよかったじゃない」
?「うーん。でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー」
「ドラコニアって……まさか“あの”マレウス・ドラコニア?」
「この学校に通ってるってマジだったのかよ」
「怖えぇ……」
どうやらドラコニアさん?は関わりにくい怖い人のようだった。
すると、不思議な口調の人が口を開いた。
?「──おぉ、やはり。もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらなんだか」
?「“また”式典の知らせが届いていなかったとみえる。」
?「申し訳ありません。決して仲間はずれにしたわけじゃないんですよ」
リドル「どうも彼には、声をかけづらいオーラがあるんだよね」
?「まあよい。ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい。……あやつ、拗ねていなければいいが……」
小さい声だったけど、読唇術でしっかりと伝わった。
「(誰も仲良くしてくれないのに、怒ったりしないなんて優しい人なんだな……)」
僕はドラコニアさんと会ったら仲良くなりたいと、そう思った。
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棗(プロフ) - ロイミーさん» いえいえ!こちらこそこんなに面白いお話を読ませていただかせて本当にありがとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます。 (2020年5月23日 7時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
ロイミー(プロフ) - 棗さん» わざわざありがとうございます!パソストのあの部分声に出してると思ったのでその描写をしたのですけどやっぱり変ですかね……色々修正してみます…。貴重なご意見ありがとうございました! (2020年5月23日 1時) (レス) id: 6a770a8d65 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 結構最初のエースが鏡の前にたっているところです。さすがにお兄ちゃんのことまでは読唇術では読み取れないのではないか…と思いまして、、、考えすぎだったらすいません(><) (2020年5月22日 21時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
ロイミー(プロフ) - 全然大丈夫です!^^* ご指摘の件ですが、1度自分で全部目を通してみてもわからず、どこの部分か教えて頂いてもよろしいでしょうか……?? 更新嬉しみにして頂けて嬉しいです! (2020年5月22日 20時) (レス) id: 6a770a8d65 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 文句を言っているようで申し訳ないですが、読唇術ではさすがに心までは分からないのでは無いのでしょうか?実際口が動いてなければ何もわからないですし…それならば読心術の方が良いのでは、と思ってしまいました。更新楽しみにしてます。 (2020年5月22日 19時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロイミー | 作成日時:2020年5月15日 19時