可愛いって言うな!2話 ページ13
─モストロ・ラウンジ─
フロイド「見て見てぇ、ジェイド」
ジェイド「おや、これは珍しいですね」
どうしよう無理まずいやばいクルーウェル先生に確実に怒られる……!!
さっきフロイド先輩に抱えられて、為す術なくここ、モストロ・ラウンジに連れてこられてしまった。
フロイド「じゃあクリオネちゃん、ここに座ってね〜?」
「あの、僕クルーウェル先生に─フロイド「座るよね?」─ひぃっ……」
座らせていただきますと言って席に座る。
フロイド先輩は満足したのか、厨房の方へと行ってしまった。
「あの……ジェイド先輩」
ジェイド「はい、どうしました?」
「えっと、僕見ての通り実験着のままでして……土とか付いてるだろうし、そんな姿でこんなオシャレな所……だ、大丈夫ですか?」
ジェイド「……えぇ、ざっと見た感じ土も付いていないようですし、大丈夫ですよ。安心してください」
「アッそ、そうですか………」
いっそのこと汚いから出ていけって言ってくれないかと思ったけど、なんと土が付いていないらしい。
先輩に抱えられてここまで来る途中にふるい落とされたのかな……
ジェイド「……ふふ、ビクビクと震えて、可愛らしい方ですね」
「………………今、なんて言いました?」
ジェイド「? 可愛らしい方、と申しましたが……不満でしたか?」
「…あのっ!!─フロイド「クリオネちゃんお待たせ〜!!」─…………フロイド先輩」
フロイド「ん〜?2人で何やってんの?ま、どうでもいいけど」
それよりクリオネちゃん、これ飲んで!と目をキラキラさせてきらびやかな飲み物を近づけてくるフロイド先輩。
正直、フロイド先輩が来てくれて助かった。多分来るのがもう少し遅かったら、僕は先輩を怒鳴りつけるやばい後輩って噂が広まっちゃってたかもしれないし……
そんなことを考えながら、1口飲んでみる。
「……!!」
フロイド「クリオネちゃん、どう?」
「すごい!美味しいです!!あれ、これすごいです!さっきまでピンクだったのに、水色になってる…!!」
すごいすごい、と盛り上がる僕を見てフロイドはニコッと笑って口を開いた。
フロイド「それねぇ、クリオネちゃんをイメージして俺が考えたんだ〜♪」
「え、すごい!!」
フロイド「……それにしても、こんなに喜ぶなんてクリオネちゃん可愛いねぇ」
ジェイド「フロイド…」
「〜〜〜!!!可愛いって言うな!!!」
end
運動着:……分かりました 1話→←実験着:可愛いって言うな!1話
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棗(プロフ) - ロイミーさん» いえいえ!こちらこそこんなに面白いお話を読ませていただかせて本当にありがとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます。 (2020年5月23日 7時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
ロイミー(プロフ) - 棗さん» わざわざありがとうございます!パソストのあの部分声に出してると思ったのでその描写をしたのですけどやっぱり変ですかね……色々修正してみます…。貴重なご意見ありがとうございました! (2020年5月23日 1時) (レス) id: 6a770a8d65 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 結構最初のエースが鏡の前にたっているところです。さすがにお兄ちゃんのことまでは読唇術では読み取れないのではないか…と思いまして、、、考えすぎだったらすいません(><) (2020年5月22日 21時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
ロイミー(プロフ) - 全然大丈夫です!^^* ご指摘の件ですが、1度自分で全部目を通してみてもわからず、どこの部分か教えて頂いてもよろしいでしょうか……?? 更新嬉しみにして頂けて嬉しいです! (2020年5月22日 20時) (レス) id: 6a770a8d65 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 文句を言っているようで申し訳ないですが、読唇術ではさすがに心までは分からないのでは無いのでしょうか?実際口が動いてなければ何もわからないですし…それならば読心術の方が良いのでは、と思ってしまいました。更新楽しみにしてます。 (2020年5月22日 19時) (レス) id: bb5b41793a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロイミー | 作成日時:2020年5月15日 19時