続き ページ24
Aが俺に買ってくれたのは、なんと胃腸を護ってくれるらしいお守りだった。
『不破さん、たまーにお酒飲みすぎちゃうんですもん。心配なんですよ？』
少し怒のようだ。頬を膨らませ、唇を尖らせて。小動物にしか見えないのだが、Aにとってはこれは威嚇なのだろう。可愛いことこの上ない。
大事なお姫様から貰ったお守りを写真に収め、あとでツイートしようと考える。Aも同じ発想だったようで、写真とお守りを交互に見つめては、にこにこと笑っている。
そういえばと思い出す。Aに聞こうと思っていた、お願いごとだ。Aがいるソファまで行き、こちらへ向かい合わせに。はてなが浮かんでいるAの顔。可愛い。
fw「聞きたいことあったなーって思って」
『は、はい…？何でしょう…』
fw「Aは、神様になんてお願いごとしたん？いーっぱい頭下げよったから」
『ええと…その…。いつもありがとうございます、っていうのと…、不破さんと、ずっと幸せに…っていうか…へへ』
恥ずかしくなったのか、頭を掻いて照れるA。居てもたってもいられなくなり、存分にぎゅーっと抱きしめる。Aの肩に顔を埋め、ぐりぐりと押しつける。上から降ってくる少し焦ったような声。洗剤の匂いがするお姫様。
fw「俺…めっちゃ幸せ者やんね…」
全てが幸せだ。Aが俺の頭を撫でる感覚がした。その分、俺も幸せを抱きしめた。
続く
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東雲ゆとり(プロフ) - りな様、コメントありがとうございます。初めて作らせていただいたものなので、ルールが曖昧でして…。オリジナル作品に✓入れなかったら大丈夫ですかね…？ (2022年8月27日 12時) (
レス) id: 50d5012479 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ (2022年8月27日 9時) (レス) id: 9ad9333654 (このIDを非表示/違反報告)
東雲ゆとり(プロフ) - 感想だけでなく、ご指摘ご要望もどうぞお待ちしております。 (2022年8月5日 2時) (レス) id: 50d5012479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲ゆとり | 作成日時：2022年8月4日 5時
