Girl I need (ページ24)

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んっ、重い…

体が重くて起きれば

『ちょっと、、重いよ』

匠海と京介の足と腕が私に絡みついてた

いわゆる抱き枕状態

「んー」

んーじゃなくて起きて匠海さん

多分京介は起きないだろうから匠海から起こすか

『匠海、』

「ん」

『匠海、重い起きて』

「ぉっけい、、」

目をつむったまま起き上がった匠海

『今日久しぶりに午前オフだから学校行くんでしょ？』

「うーん、そうやった」

会話はしてるもののやっぱり目は開いてない

『まぁいいや、京介起きて』

微動だにしないこの男

腰に回ってる腕の力が強くて抜け出せないし

匠海は使い物にならない

『きょーすけさん、そろそろ起きてって』

かれこれ１０分くらいこのまま

匠海はゆっくりと動き始めた

「ぅるさいな、」

『ちょっと、今日学校行くから早く起きて』

「あぁー、」

学校って言葉に反応して起きた京介

「あ、ごめん重かった？」

私を抱き枕にしてたことに今気づいたのかやっと離してくれた

『うん、匠海なんか足まで絡めてきてたからね』

少し笑って伸びをした

「学校行くの？」

まだ眠そうな京介が話しかけてきた

『もちろん、卒業したいからね』

匠海と京介とは違う学校に通ってる私は

なるべく学校に行ける日は学校に行って授業を受けている

「さすが慶応だね」

『てか京介こそ学校なじめたの？』

長野から来た京介は学校も転校した

「匠海居るから」

『それもそうか』

いつの間にか準備し始めた京介

「A～、洗顔借りてもええ？」

『いいよ～、勝手に使っちゃって～』

各々準備を終わらせ、家を出た

『二人とも意外と学校遠いよね』

私たちの家は学校の行く機会が多い私優先で決まったから

二人が通う学校までちょっと時間がかかる

「俺らは必要最低限しか行かんからな」

芸能コースなだけあって必要科目とかが少ないらしい

「だからAも俺と一緒に転校しちゃえばよかったのに」

『私は大学まで行きたいので、』

「一番忙しい奴が？」

何とか言ってたらいつの間にか学校についてた