Girl I need (ページ23)

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『うん、わかった』

「よし、早く帰ろ、匠海が待ってる」

『そうだね！』

久しぶりに京介とこんな風に話せて嬉しいって気持ちと

なんだかむず痒い気持ち入り混じったように感じた

『ちょっと早いって！』

少し後ろ振り返り、こっちを見た京介

「Aが遅いんじゃん、ほら」

そう言って差し出された手に遠慮なく手を重ね

家まで走った

「『ただいま～！！』」

「おぉ、遅かったな！

って、なんでそんなに息上がってるん？笑

それに手なんかつないじゃって」

『あ』

ずっと手つないだままだったの忘れてた

「Aが足遅くて引っ張ってきた」

「確かに遅そう笑」

『ちょっと、別に遅くないもん、女子の中だったら！』

「まぁ、ほれ飯届いてるからはよ入り」

それを機にあっさりと離れた手に寂しさを覚えた

「何してるの、早くいこ」

『あ、うん』

ご飯も食べ終わりもう寝ようという時に、

「A今日部屋いってもいい？」

『ん？いいけどどーしたの？』

「さっき部屋で曲作ってたらベッドに飲み物こぼした」

あーだから洗濯機回ってたのか

『いいよ～久しぶりに一緒に寝よ！』

「は、なんでAの部屋なんだよ」

「やって、ダブルベッドなんやもん

京介のベッドじゃ狭いやろ」

『それもそうだね、私は全然いいよ～

あ、枕だけ持っておいで』

おうって走って部屋に戻ってく匠海

「あのなぁ、」

あ、これはまた怒られるパターン

『いや、ほら今回は緊急事態

ソファとかで寝て風邪ひいてもみんなに迷惑かかけちゃうしね？』

「じゃぁ、俺も一緒寝る」

『・・・・ん？』

それだけ言って京介も部屋に戻っていった

匠海の部屋よりも京介の部屋のほうが近いからすぐ戻って来た

「あれ、なんで京介も枕持ってるん？」

「俺も一緒に寝る」

一瞬だけ不思議そうな顔したけどすぐ笑って

「分かった、仲間外れなんが嫌なんやろ？」

「はぁ？そんなことないから」

「いいって強がんなって」

結局寝るまでこの絡みが続いた