雪の花ー5ー (ページ21)

今日:5 hit、昨日:71 hit、合計:28,725 hit

・ページ21

あの後スタッフも巻き込んで夜の話になり、正直みんな色々思うことがあるんだなってちょっと面白かった。不満とか聞いたらキリがなかった

『そう考えると私全然不満ないのかも、』
JH「何の？」
『わっ、びっくりした』
JH「なに、不満って」
『いや、てかなんでここに』
JH「事務所にいたって教えてくれた」

部屋に入る前にナナに会ってちょっと話したから伝えたのかな

JH「で、不満って何」
『なんでもないって、そもそも不満ないから』
JH「何に対して？」

私が今作ってる歌のデモをいじりながらしつこく聞いてくる、どうせ逃がしてもらえない

『夜、の話』
JH「夜？」
『そう、夜』
JH「……相談したの？」

あからさまに不安そうな顔するから笑ちゃったら睨まれて

『違うよ笑ミンギュがいきなりその話し始めてスタッフさんも話に入ってきて色々話したの』
JH「それでAは不満ないって思ったの？」
『うん、ないなぁって思った』
JH「そう」
『でも逆にユノはあるのかもなとも思った』
JH「え、なんで」
『あの場にいた男性陣は女性が積極的だといいって』
JH「だめだめ、いいのAは」
『そうなの？だってさ、それが理由で浮気しちゃったとか言ってた人いたよ？』
JH「まじでミンギュ、次会った時」
『だからもしかしたらユノだって私の魅力が足りなくて浮気しちゃうかもしれないじゃん？でもそうなったら自分が悪いから何も言えない』

自分達のことしか知らないし、今日いた人たちに比べて経験だって少ないのは事実でちょっとだけ自信がないと言うか、してもらってばっかだなって

JH「……もう帰れる？」
『え？』
JH「もう終わり？」
『うん、帰っても大丈夫なはずだけど』
JH「帰ろう」
『ユノ今日は宿舎でしょ？』
JH「気が変わった、一緒に帰る」

早くって私のカバンを持ってドアを開けて待ってるゆのに急かされてとにかく早く準備して家に向かった

MG「お前宿舎は？」
JH「今日も一緒に帰ることにした」
MG「…明日朝早いけど」
JH「それよりも大切なことができた」
『そうなの？』
MG「まぁいいけど」
JH「ヒョンごめん、明日もよろしく」
MG「いいよそれくらい」