雪の花ー5ー (ページ15)

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１ヶ月なんてあっという間に過ぎちゃって、来週ついに1年ぶりくらいのカムバ

年末のステージ以来、自分の楽曲を披露する機会なんてなかったからちょっと緊張するんだけど、それに今回は違うから

今日から徐々に私のカムバを匂わせる投稿が増えはじめててネット上は少し盛り上がってるみたいで
それにカムバだけが理由じゃないからかな

ST「Aさん、こっちの部屋で待機お願いします」
『あ、はい』

スタッフの方に連れられて奥の会議室で待機中、正直なんで呼ばれたのかわかってないからやらかしたのかと不安になる、スポもしてないし、する場所もないし怒られるとしたらなんだ？なんて1人で考えてればいきなり部屋のドアが開いた

『あれ』
MK「え、」
『マク、久しぶり』
MK「あに、え、ヌナ？なんで」
『あー、そういう』

事務所の魂胆がようやく理解できた

『マク、こっちおいで』
MK「うん、あれジェヒョニヒョンは」
『いないよ、ちょっとマクに話したいことあって』
MK「俺に？」
『うん』

改めてというかわざわざ事務所の会議室で話すことなんて今までなかったからすごい緊張してるのが伝わってくる、てかほんとこれ私から伝えていいことなのか

『あのね』
MK「…うん」
『ヌナとした約束覚えてる？』
MK「約束？」
『うん』
MK「あ、え？＿＿＿休憩、のこと？」
『よかった、覚えてた』
MK「それは覚えてるよ、え？」
『最後に聞きたいんだけど、気持ちは変わってない？』
MK「うん、俺はどんなにスケジュールがきつくても両方やりたい」
『そっか、よかった』
MK「ちょっとまって、ヌナ」
『マク、遅くなってごめんね、もう休憩終わりにしよう』
MK「_________っ、」
『そう言っても活動開始は来年の4月になっちゃうんだけどっ、わ、』
MK「ヌナっ、、、」
『こんなに時間かけちゃってごめんね』
MK「ううん、そんなの、全然、」

ぎゅーって強く抱きしめてくれるマクは嬉しくて泣いてるみたいで、本当にこの選択をしてよかったって心から思えた、それから少し落ち着いたみたいで

MK「でも、どうやって」
吉田「ストップ、そこからはみんな呼ぶからちょっと待って」
MK「ヌナのマネージャーさん」
『いきなり出てきたね』