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Aはそれを思い出し、そんな優しい所も大好きなんだと、そんな剣持だからこんなに好きになったんだと、そのまま思いが零れたかのように小さく、すき…と、呟いた。
｢っ…好きです…。｣
剣持さんが…。とAは声を震わせつつ、そう言い切った。
剣持の撫でる腕が止まる。少し沈黙が起き、なんて返事がくるだろうとAは今までで1番心臓がドキドキしているが、そんな心配はいらなかったかのように、剣持から思いっきりぎゅっとされ｢わっ…｣と声が漏れた。
｢け、剣持さ…｣
｢僕も好きです。｣
Aさんが。
剣持ははっきりとそう伝えた。Aにもその言葉がしっかり聞こえ、心臓が一気にきゅぅ…となる。
｢ぇっ…？え、…えっ？｣
｢あははっ混乱してますか？｣
剣持は1度Aから離れ、顔を合わせるように少し頭を捻った。Aは状況が把握できず、どこか1点を見つめ口をぱくぱくさせていた。
｢凄い赤いなぁ。笑｣
｢す…っ、ぇ…？えっ？…｣
んふふっと剣持はそんなAを眺め笑っている。このまま見ていても面白いが、それでは話が進まないと、剣持は1度Aさん。と呼ぶ。
Aもそれにハッとし、視線をゆっくり上にあげ剣持と目を合わせた。
｢んふ。僕も、Aさんが好きです。｣
剣持は改めてそう伝え、続けて口を開いた。
｢お付き合いをしてくれませんか？｣
｢っ…！｣
優しい目で、しかししっかり真剣な眼差しも伝わり、Aはいてもたってもいられず顔ごと下に向けてしまった。返事をしなければ。そう焦り伝わるだろうと頭をうんうんと勢いよく振った。
だが剣持は不合格らしい。
｢あはっ。ちゃんと口で言ってくれないと伝わらないなぁ？｣
剣持はニコニコと楽しそうに言う。それとは反対にAはえっ…！と驚き、困り顔になってしまった。そんなAを逃がさないぞと、剣持は再度伝える。
｢僕と付き合ってくれますか？｣
Aは2度も言われ、もうこれ以上は心臓が持たないと心を決め、両目をぎゅっと瞑りわなわなと口を開いた。
｢…はぃ…よろしくおねがいします…。｣
剣持はようやく言葉で聞くことができ、満足したように目を細めふっと笑う。
｢はい！よろしくお願いします。｣
よく出来ました。と、剣持は再度ぎゅっとし頭を撫でた。
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おレンジ - もう…最高としか言えません。信じられない程ドキドキしました！！本当にありがとうございます！！ (2023年3月11日 22時) (
レス) @page49 id: fd54a8a267 (このIDを非表示/違反報告)
波 - う、う、う、うわーー！！！ありがとうございます！！！ありがとうございます！！！！ありがとうございます！！！！！！うわーーーー！！！！！ありがとうございますうわーーーーーッッッッ！！！！！！！！ (2023年2月15日 0時) (レス) @page50 id: dd7c74fca8 (このIDを非表示/違反報告)
つの - 続き待ってます､､､ (2022年4月1日 17時) (レス) id: b32bc06434 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - す、好きです！！！ (2022年3月12日 9時) (レス) @page50 id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ロストのサブ2(プロフ) - ななせさん» あ、なんかすみません…コメント消すの忘れてて…もし嫌な気分になってたらごめんなさい… (2022年2月5日 6時) (レス) id: 0d629666b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ | 作成日時：2021年11月9日 22時
