サイダー１滴分【ブルーロック】

ガキと社会人【千切豹馬】 ページ36

▪️昔から知ってるおにーさんが社会人になった話
▪️社会人になったってガキの心はあるぞっていう...
▪️幻覚をみました。



『ちり...第一志望の会社から内定貰っちゃった』

「おー、おめでとー。」

『反応が思ってたんと違う。』

はいはいなんて適当に流すちりを見て、いつもと変わらず塩だなぁと変わらない弟みたいな存在に笑いをこぼす。

『喜べよ〜、教えたの二番目なんだからさぁ』

「二番目かよ。一番目が気になるじゃねぇか」

『家族』

「知ってた。」

胡座をかいている俺の肩に顎を乗せ、バックハグみたいな体勢になっている。なにやってんだ。

うーん何て言いながら頭をぐりぐり押し付けてくるからちりのサラサラな髪の毛にさわろうとするとするっと逃げられてしまった。なんでだよぉ...

『酷くない？？さっきからちりさん酷くない？？』

「知らね。」

い、いつにもまして塩対応...！！
反抗期...？俺の内定を聞いて反抗期に入っちゃった...？？
あたふたしていると頭にチョップを正面からくらってしまった。

『いった...いつにもまして塩対応なのに暴力的も追加されてしまった...こんなちり知らない...』

「はは！考えてることが見えみえなんだよ。顔に全部出てる。」

『ウッソだろ大人をからかうのはよくないぜちりぃ〜！！！』

あ、やめてまた構えないで、さっきのかなりいたかったんだよまって？！！！

そのあと俺の叫び声が家全体に響き渡ったのは許してほしい。

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