サイダー１滴分【ブルーロック】

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逃げていったがすぐそこまで来ていた警察に取り押さえられていた。見た瞬間笑ってしまったのは不可抗力とかいうやつだろう。多分。

「だ、大丈夫？殴られてたし...」
『？うん。見た目よりそこまで痛くない。それよりも君たちが大丈夫でよかったよ。怖かったね。』

そういって撫でると黒髪の方はぽろぽろと泣き出してしまった。おにーちゃんであるぱっつんさんはそんな弟を抱き締めてあやしていた。さすが。

「アンタ、ほんとに大丈夫か？...あと助けてくれてありがとな。」

そこで俺はこいつらがイケメンということに気がついた。かなり、かなり面(ツラ)いい。
なるべく普通を装いながら答える。

『いーえ。あそこで君たちになにか害が俺が(絵を描くことができなくなるから)悲しい。

あとおまえらは面(ツラ)がいいんだから気を付けろよ？』

そういうと驚いたのか無表情の兄の方が表情がピクリと動いたがそのあとまた戻っていった。

「...別にお前が悲しむ必要ないだろ。今日はじめて話したんだぞ？」

『いや、俺からしたら二人は話す前から(BLの資料として)大切なんだよ。いなくなられたら(身近に参考にするヤツがいなくなって)困る。』

「...お前、変なヤツだな。」
そういって今度は眉を下げながら笑うぱっつんさん。
アリガトウ！！！！


『んじゃ、俺は描きたいもん描いて終わるから。』

「っあ！待っておにーさん。お名前、お名前教えて！」

『俺の名前、誰得...？』

「いいから教えろよ、俺も知りたい。」

うーん、別に仲良くなっても...俺抜きのお前らの空間が好きなんだよ...

『あー、田中太郎だよ！！ヨロシクね！』

「嘘下手だなおまえ。」

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